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【TSマークとは】
みなさんは以下のようなシールを見たことがあるでしょうか。
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このマークは「TSマーク」と呼ばれ、日本交通管理技術協会が実施する自転車安全整備技能検定に合格した「自転車安全整備士」が在籍している「自転車安全整備店」で点検・整備を行い、安全な自転車である証として貼られるシールです。貼られる場所は泥除けやシートチューブなどです。「TS」の意味は「Traffic(トラフィック:交通)」「Safety(セーフティ:安全)」の頭文字を取ったものです。
TSマークは自転車の安全利用と自転車の交通事故防止を図るために昭和54年に警察庁が指導した自転車安全整備制度によって創設されました。そして、TSマークには障害保険と賠償責任保険が付帯されます。この付帯保険は自転車の定期点検を促進するほか万が一の事故の被害者救済を目的として昭和57年4月1日より創設されました。
なお、「TSマーク付帯保険制度」への加入は義務や強制ではなく、年齢制限はありません。住所変更した場合の連絡は必要ありません。また、防犯登録との関係性はありません。
日本交通管理技術協会と三井住友海上火災保険(株)が団体契約しているため、自転車安全整備士によって自転車の点検整備をされることで自動的に自転車保険に手軽に加入できるのがメリットといえます。ちなみにTSマークのキャラクターはセイビィくんとセフティちゃんです。

TSマーク紹介リーフレット
http://www.tmt.or.jp/safety/pdf/kaitei-leaflet.pdf

【どこの自転車屋で加入できる?】
日本交通管理技術協会に登録された「自転車安全整備店」ならばどこでも加入できます。購入した店とは別の店でも大丈夫です。
ただ、自転車を販売するのに資格などは要りませんのですべての自転車店が自転車安全整備店というわけではないことに注意しましょう。日本全国でチェーン展開している「サイクルベースあさひ」や「イオンバイク」、またはスポーツバイクを取り扱っている自転車店ならば、ほぼ必ず自転車安全整備士が在籍しています。
各自転車店がTSマークを取り扱っているかどうかは、「TSマーク取扱店」または「自転車安全整備店章」の表示の有無で確認できるほか、日本交通管理技術協会のサイトにも情報が掲載されています。

自転車安全整備士店一覧(全国)
http://www.tmt.or.jp/safety/index1.html

【TSマークの色の違いによる2つの補償内容】
補償内容は、TSマークを貼付している自転車に乗っている人がケガ等をした場合に支払われる傷害補償と相手の賠償責任補償があります。
TSマークは色の違いによって補償内容も違ってきます。
青色が一種、第一種点検整備済TSマーク。
赤色が二種、第二種点検整備済TSマーク。

詳しい内容は下の表をご覧ください。
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TSマーク付帯保険は自転車に対して付帯する保険であって、一般の保険と違って自転車の所有者に付帯する保険ではありません。ですからTSマークが貼られた自転車に搭乗した家族や友人等も保険の対象になります。

【TSマークの対象となる自転車は?】
シティサイクル、クロスバイク、マウンテンバイク、ロードバイク、小径車、電動アシスト自転車などで道路交通法に基づいた普通自転車がTSマークの対象となります。
小児用三輪車や一輪車などの自転車に該当しないものや、側車付き自転車、タンダム自転車、ビーチクルーザー、ピストバイク(ブレーキなし)といったこれらの自転車は普通自転車には含まれませんので対象外となります。なお改造した自転車については普通自転車の構造及び性能の基準に沿っているものであればTSマークを交付できます。

【TSマーク期限、有効期間】
TSマークの有効保証期間はTSマークに記載されている点検整備の日から「1年間」です。再度点検整備を受けて更新することが可能です。

【TSマークの料金、更新の料金】
本来はTSマークだけの貼付料金、更新料金というのはありません。自転車の点検・整備の料金が保険料といえます。なお点検・整備をせずにTSマークだけを貼ることはできません。

部品交換などが必要になった場合、工賃や部品代は別料金になります。交換しない場合は点検に通らず、TSマークは交付されませんので注意してください。

点検・整備の料金は自転車の状態や自転車店によって異なるため、詳細は店に確認することになりますが、相場は1,000円~2,000円程度です。青色TSマークより赤色TSマークのほうが高い傾向があります。
新車購入時や自転車を買った店だとサービスしてくれることが多いようですね。
※1店舗では青色または赤色いずれかの取扱いになります。1店舗で青赤両方を取り扱って、どちらかを選択することはできません。

【TSマーク 請求手続き方法】
請求手続きの流れは以下のとおりです。
まずは自分と相手側の安全確保、道路の安全など必要な措置を行った後、事故の発生を管轄警察に届け出をします。
次に三井住友海上火災保険(株)事故受付センターへ事故の連絡をします。連絡先は「TSマーク付帯保険加入書」に記載されていますが、どこに片づけたのか忘れてしまいすぐに準備できそうにない場合は、TSマークを貼付してもらった自転車店に連絡してもかまいません。

三井住友海上火災保険(株)事故受付センターへの連絡内容は事故発生年月日と場所、自分と相手の氏名・住所・生年月日・職業・連絡先、事故状況、TSマーク貼付年月日・自転車安全整備士番号・TSマークの色、警察への届け出の有無・届け出年月日などです。

連絡後の手続きについては、まず日本交通管理技術協会と三井住友海上火災保険(株)が事故の調査確認後、保険金請求人宛に請求書類一式が送付されますので必要事項を記入して三井住友海上火災保険(株)まで提出します。交通事故証明書や医師の診断書なども提出するように言われることもあります。

【TSマークのまとめ】
シティサイクルを利用している学生や主婦、通勤サラリーマンにはぜひ加入をおすすめいたします。ただ、ロードバイクなどのスポーツ自転車の場合だとスピードが出るので危険性が上がります。補償限度額5,000万円でも少し物足りませんので、一般の自転車保険への加入をおすすめします。

平成29年10月より赤色TSマークの補償限度額が5000万円から1億円になりました。

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