ロードバイクを売る2つの方法
ロードバイクを売る際には2つの選択肢があります。インターネットの普及で売り方が多様化している面もあるので、自分にとってどちらが向いているのかをよく見極めたうえで決めたいところです。
1.個人で売買(友達や知り合いに売る)
インターネットの普及によって可能性が大幅に広がったのが個人での売買です。友人や知り合いに売るだけにとどまらず、ネットを使って買いたい人を探すこともできるようになりました。
この個人間での売買でもっとも広く行われているのが、フリマサイトやネットオークションを使った方法です。ネット上にロードバイクを出品することで、買いたいと思っている人にアピールできるわけです。ただこの場合、利用しているフリマサイトやネットオークションに出品料や手数料を支払う必要があります。
インターネットを活用したもうひとつの方法として、SNSなどで個人的に欲しい人を探す選択肢も挙げられます。ネットオークションやフリマサイトの場合はそのサイトを利用している人を対象に売り手を探す形になりますが、SNSならより広い範囲で探すことができます。すでにSNS上で多くの友人やフォロワーがいる人にとって魅力的な選択肢となるはずです。フリマサイトやネットオークションと違って各種手数料がかからないのも魅力です。
ただこの方法の場合、すべてを自分で行い、自己責任で取引を行う必要があります。思わぬトラブルが生じてしまう恐れもあるので注意が必要です。また、SNSであまり情報を発信するのが得意でない人はいくら待っても買い手が現れない可能性もあります。
こうした個人間の売買では事前にロードバイクの防犯登録を抹消しておくことや、必要に応じて譲渡証明書を作成する必要があるなど、準備も欠かせません。
2.専門店を利用する
一方手軽さで優れているのが専門店を利用する方法です。中古を扱っている自転車店、リサイクルショップ、さらには自転車の買取専門店に持ち込んで買い取ってもらう形です。
この方法のメリットは何と言っても手軽に済む点です。身分証明書を持参してロードバイクを持ち込めばすぐに買い取ってもらうだけでなく、現金を受け取ることもできます。長距離の移動に適しているロードバイクですから、行きは自転車を使い、帰りは電車を使うようにすれば、自宅近くに買取店がない場合でも利用しやすいでしょう。
この方法のデメリットはどうしても店舗側の中間マージンが発生するため、個人間の売買に比べると売却価格が安くなってしまう点です。また店舗ごとに買取価格にかなりの差が出ることも多いうえに、事前に大まかな査定額を知ることができないので買い取ってもらった後になって「あの店の方が買取価格が高かったかもしれない」と後悔がよぎるなんてことも考えられます。
この2つの方法のうちどちらがよいか。手軽さと速さをとるなら専門店、手間がかかってもできるだけ高く売りたい場合には個人間の売買が適していることになるでしょう。