SFC シャイニングスコーピオン パーツ一覧解説 ローラー&バンパー編
「SFC ミニ四駆シャイニングスコーピオン」に登場するローラーとバンパー類のパーツ一覧と性能の解説。
ローラーのコーナー抵抗値を解析した詳細なデータをまとめています。
ミニ四駆にはハンドルがないため、コーナーをスムーズに曲がるためのパーツがローラーです。ローラーにはさまざまな材質とサイズがあり、それぞれコーナリング性能や安定性が異なります。自分の走らせたいコースに合わせて最適なローラーを選ぶことが重要です。
また、ミニ四駆はコースの外壁にぶつからないと曲がれません。このときの衝撃を緩和し、マシンを安定させる役割を持つのがバンパーです。バンパーは衝撃を吸収し、マシンへのダメージを防ぐだけでなく、ローラーの位置を適切に保つことでコーナリングの安定性を高めます。バンパーの種類や取り付け位置によって走行性能が変わるため、セッティングに工夫を凝らすことが求められます。
パーツ概要 【ローラー】
<ローラーの装備数などについて>
このゲームで装備できるローラーの数は、当時のレギュレーションのままで最大6個までとなっています。ローラーの装備数が6個を超えているとセッティング終了時に警告メッセージが出ます。
フロントとサイドは基本、下側にローラーが付きますが、スタビポールローラーを使えば、上側にも装備できるようになります。リヤーにはウィングやバンパーを付けて、リヤーハイとリヤーローの上下に装備できます。
※SPR用とはスタビポールローラー用という意味で、DAS用とはダブルアルミステー用ローラーを意味しています。また、 ダブルアルミステーローラーは、同じ種類のローラーを上下に取り付けるので合計4個のローラーが使用されます。
※スタビボールローラーに取り付けるローラーは 「STBLZNG ROLLER」 の中から選ぶことになります。
※リヤースキッドは、すでにローラーが縦に2個装備されており、このローラーの数も強制的に制限範囲に入ります。 ローラーをつける時は、 さらに横に2個装備することになります。
<ローラー径の違いによる特性>
ローラーには最小6mmから20mmまでの大きさがあります。ローラーのセッティングで重要なのは、どのサイズを使うかです。
- 大径ローラーの特徴
大径ローラーはマシンの横ぶれを減らし、コースフェンスのつなぎ目の段差をクリアしやすくなります。さらに、コースの内側を走ることになるので、トータルの走行距離を短くできて近道となりラップタイムは向上。しかし反対に、急なコーナーを曲がることになるので、コースアウトしやすいことも事実。 - 小径ローラーの特徴
小径ローラーはコースの外側を走るため走行距離が長くなりますが、カーブがゆるやかになるため安定性が増します。
<ローラー径の組み合わせ>
前と後ろとが同サイズの場合は、直線での安定性が向上しますが、コーナーリング性能はまあまあ。
前が後ろより大きい場合は、コーナーを切れこむように走るので、タイムは速いがコースアウトしやすい。
前が後ろより小さい場合は、フェンスに沿って走るので、安定した走りになるが、タイムは遅くなる。
以下は、過去の2chスレでの有志の書き込みを元にした、ローラーのサイズと位置の違いの実験走行のまとめです。
フロントとサイド とリヤーの3箇所ローラーを配置し、さらに「大」「中」「小」にサイズを分けるとなると、3^3で27通り。ローラーの大きさは、ゴムリング付き19ミリ(大)、ゴムリング付き16ミリ(中)、ゴムリング付き14ミリ(小)です。
フロント | サイド | リヤー | タイム(秒) |
---|---|---|---|
大 | 大 | 大 | 42.68 |
大 | 大 | 中 | 42.91 |
大 | 大 | 小 | 42.33 |
大 | 中 | 大 | 42.88 |
大 | 中 | 中 | 42.61 |
大 | 中 | 小 | 42.32(最速) |
大 | 小 | 大 | 43.16 |
大 | 小 | 中 | 43.13 |
大 | 小 | 小 | 43.05 |
中 | 大 | 大 | 42.73 |
中 | 大 | 中 | 42.64 |
中 | 大 | 小 | 42.56 |
中 | 中 | 大 | 42.74 |
中 | 中 | 中 | 42.56 |
中 | 中 | 小 | 42.55 |
中 | 小 | 大 | 43.34 |
中 | 小 | 中 | 43.23 |
中 | 小 | 小 | 43.05 |
小 | 大 | 大 | 43.26 |
小 | 大 | 中 | 43.31 |
小 | 大 | 小 | 42.92 |
小 | 中 | 大 | 43.17 |
小 | 中 | 中 | 43.23 |
小 | 中 | 小 | 42.91 |
小 | 小 | 大 | 43.66 |
小 | 小 | 中 | 43.86(最遅) |
小 | 小 | 小 | 43.65 |
最速は「大・中・小」みたいです。
同じセッティングでの走行でも、0.2秒程度の誤差が見られたらしいのですが、この実験結果がフリーバトルで行われたものなのかは不明です。もし、自由参加レースであるならばコースレーンはランダムで違うし、マシンスタートのタイミングでタイムは変わりますからね。
<材質の違いによる特性>
ローラーのサイズだけでなく、材質によっても特性が微妙に変わってきます。
材質によって、通常のプラスチックローラー、ゴムリング付きのローラー、金属ローラーの3種類に分けられ、それぞれ特長があります。
ゴムリング付きローラー
フェンスに当たった時のショックを吸収し、グリップが良いのでブレーキ効果もあります。そのため、コースアウトしにくくなります。
プラスチックローラー
フェンスにグリップしにくいのでブレーキ効果はあまりありません。軽量なので加速性能が向上しますが、コーナーでの安定性がやや劣ります。
金属ローラー
耐久性が高く、摩擦抵抗が少なく滑らかに回転し、高速コーナーリングが可能です。しかし、コースアウトしやすくなります。
材質の他にも、内蔵ベアリングの有無やラバーリングの取り付けが、ローラーの抵抗値に大きく影響します。
<ローラーの劣化について>
ローラーも、他のパーツと同様にダメージを受けて劣化していきます。基本的にマシンのスピードが速いほど、劣化の値が大きいです。また、コースのフェンスに最初に接触するフロント部分が最も劣化しやすく、次にサイド、リヤーの順に劣化が進みます。
ローラーが劣化すると抵抗値に補正がかかって、マシンの速度が遅くなり安定性も低下します。セッティング画面の消耗度バーをよく確認しましょう。アルミホイールは劣化しませんでしたが、残念ながらアルミ製ローラーは劣化します。
パーツリスト(スタビ)
<スタビポールパーツについて>
コーナリング中に姿勢を乱した際のマシンの傾きを抑え、コースアウトや転倒を防止するのがスタビ(=スタビライザー)の役目です。ローラー同様、様々なサイズや形状が用意されているので、適材適所で使い分けましょう。なお、スタビパーツはローラーの数に含まれません。
icon | パーツ名 | Pt | 重量(g) | 高さ(mm) |
---|---|---|---|---|
スタビライザーポール | 10 | 2.0 | 37.5 | |
ミニ四駆の安定性を高めるパーツ。フロントバンパー、サイドガード、リヤーバンパーに取り付けることができ、先端に付いているボールがフェンスに当たることで、コーナリング中に遠心力で傾いたマシンを支えて安定した高速コーナリングを可能にする。本作ではローラーの数が6個までという制限がある中で、ローラーと組み合わせてうまく活用することが求められる。序盤は特にコースアウトに悩まされるので、ローラーを6個使ってもコースアウトする場合はさらにこのパーツを使ってみよう。 | ||||
スタビポールローラー | 20 | 3.8 | 36.0 | |
スタビライザーポールのフェンスに触れる部分がローラーになることで、コースフェンスとの抵抗を減らし、スピードのロスを防ぐと同時に、コースアウトを防止する。フロントとサイドのローラーを高い位置に装備するための必須パーツ。 | ||||
ショートスタビポール | 25 | 1.9 | 36.0 | |
長さが短くなったスタビポール。大径ローラーと組み合わせることで、コーナーでの前のめりの転倒を防止する。フロント専用のパーツであり、フロントにしか装備できない。重量は1.9グラムと軽いので、軽量化も図りつつコースアウトを防ぎたい場合に最適な選択。ゴムリング付きの16ミリローラーが付属。 |
パーツリスト(ローラー)
icon | パーツ名 | Pt | 重量(g) | 直径(mm) |
---|---|---|---|---|
ローラー用ラバーリング | 15 | 小:0.5 大:0.6 |
小:12.0 大:14.0 |
|
ローラーにかぶせてフェンスとの衝突時のショックを和らげ、ローラーの効果を高めるラバーリング。高いグリップ力によって減速効果が生まれ、マシンの姿勢を安定させる。装備するとローラー抵抗値に補正がかかり、コースアウトしにくくなる。ラバーリングセットの、Sサイズ(青)は径12~14のローラー用、Lサイズ(グレー)は14~16のローラー用。セットアップローラーズと組み合わせて使用する。 | ||||
ローラー 径10 | – | 0.3 | 10.0 | |
初期装備として持っている、直径10mmのプラスチックローラー。 | ||||
セットアップローラーズ | 20 | 径12:0.4 径13:0.4 径14:0.5 径15:0.6 径16:0.6 |
径12:12.0 径13:13.0 径14:14.0 径15:15.0 径16:16.0 |
|
12mmから16mmまでの1mm刻みの大きさの異なる5種類のローラーがセットになっている。セットアップローラーは色と大きさが異なっており、セッティングを変える際にも視覚的にすぐに判断できる。ローラーの大きさを使い分けることで、様々なコーナーに対応できるのが特徴。ゴムリング付きローラーよりも抵抗値が低い。 | ||||
ゴムリング付きローラー | 20 | 径14:0.5 径16:0.7 径19:0.8 |
径14:14.0 径16:16.0 径19:19.0 |
|
14mm、16mm、19mmの3種類の軽量ローラーセット。このローラーは、周囲にゴムリングが取り付けられており、壁への食いつきが良く、安定性を高める効果がある。しかし、ゴムリングによる抵抗があるため、減速しやすい。 | ||||
ベアリングローラー | 25 | 径10:0.8 径14:1.0 |
径10:10.0 径14:14.0 |
|
10mmと14mmの大きさの2種類の軽量プラスチックローラーセットで、軸受けに丸穴ベアリングを組み込み可能。ラバーリング(大)も付属。 | ||||
丸穴ボールベアリング 径6 | 60 | 1.2 | 6.0 | |
外径6mm、内径2mmの丸穴ボールベアリング。数あるローラーパーツの中でも最も直径が小さく、別売りのベアリングローラーの軸受けや単独でローラーとして使用することができる。ベアリングなので減速しにくく、回転性能はトップクラス。 | ||||
9ミリボールベアリング | 40 | 2.2 | 9.0 | |
外径9mmのガイドローラー専用の小径ボールベアリング。ベアリングならではの回転のスムーズさと、金属のスベリの良さが特徴。ベアリング系ローラーの中で一番安いのでおトク。 | ||||
13ミリボールベアリング | 45 | 3.4 | 13.0 | |
外径13mmのガイドローラー専用のボールベアリング。ローラー抵抗値は9mmのものより、さらに低くなっていて高速コーナリングが可能。 | ||||
17ミリアルミベアリング | 50 | 1.6 | 17.0 | |
ゴムリングの他にベアリングも内蔵した高速コーナリング重視のアルミ製17ミリローラー。安定性は19mmよりもこちらが上。 | ||||
19ミリ軽量アルミ | 30 | 2.2 | 19.0 | |
ゴムリングを付けてフェンスとの激突時のショックにも対応したアルミ製のローラー。アルミ製のため高耐久。このローラーはベアリングが内蔵されていないものの、同サイズのアルミベアリングローラーの半額で購入できるため、ちょっとお買い得。 | ||||
19ミリアルミベアリング | 60 | 1.7 | 19.0 | |
17mmアルミベアリングローラーの19mm版。大径だから直線でもコーナーでも左右の横ぶれが少なく、スピードアップを図れる。回転している時の空気抵抗を減らすエアロスポークデザインになっている。 | ||||
大径アルミベアリング | 60 | 1.7 | 19.0 | |
軽く強度の高いアルミ製で、軸受けにボールベアリングを使用した19ミリの大径ローラー。車体の横ぶれを防ぎ直進性をアップする。19ミリアルミベアリングローラーとの違いはデザインのみで、性能は同じだ。値段は高いがそれだけの価値はあるぞ。 | ||||
テーパードローラー 径14 | – | 0.4 | 14.0 | |
リヤースライドダンパー付属のテーパード(すりばち状)ローラー。 | ||||
ローラー 径20 | – | 0.6 | 20.0 | |
リヤースライドダンパー付属の20ミリ大径ローラー。 |
位置別、ローラー別コーナーリング性能解析データ
<ローラーの性能 抵抗値とは>
記事中にも何回か「抵抗値」という言葉が出てきました。ホイールにもコーナー抵抗値がありましたが、それと同じものと考えてください。
抵抗値というのはコーナーなどでどのくらい減速するのかを示す値で、この値が高いとコーナーで減速してスピードは落ちますがコースアウトしにくくなります。逆に抵抗値が低いと、減速しにくく高速コーナリングが可能です。マシンの安定性を求めるなら高く、スピードを重視するなら低くしましょう。コースアウト判定がないレースでは、高速仕様のセッティングが適しています。レースに合わせてセッティングを調整しましょう。
また、抵抗値はローラーのタイプ(材質、サイズ)によってもそれぞれ違いますが、ローラーを取り付ける位置によっても変化します。実はこのゲームは「どの位置にどのローラーを装備すると抵抗値がどう変化するのか」というのがローラー個別に設定されているため、前後のローラー径の違いを比較して大きいのか小さいのか、同じなのかという判定する内部的なプログラム処理はおそらくはないと思われます。
チートで直接弄ってみると確かにマシンの速度が変わるのです。
それぞれの位置にあるローラー抵抗値を高くしていくと、フロント部においてはコーナーへの突っ込みが特に遅くなり、リヤー部ではコーナー立ち上がり、サイド部ではコーナーリング中のスピードに影響が出ることを確認しています。
以下は、フロント・サイド・リヤーにおけるローラー抵抗値表です。元は16進数データ配列でしたが分かりやすいように10進数で表しています。並びはセッティング画面での表示順です。
フロントローラー種別 | 抵抗値 |
---|---|
ローラー装備なし | 216 |
スタビパーツのみ | 216 |
ローラー径10 | 48 |
セットアップローラー径12 | 40 |
セットアップローラー径13 | 36 |
セットアップローラー径14 | 32 |
セットアップローラー径15 | 28 |
セットアップローラー径16 | 24 |
ゴムリング付き 径14 | 34 |
ゴムリング付き 径16 | 26 |
ゴムリング付き 径19 | 24 |
ベアリングローラー径10 | 31 |
ベアリングローラー径14 | 22 |
丸穴ボールベアリング径6 | 8 |
9ミリボールベアリング | 7 |
13ミリボールベアリング | 6 |
17ミリアルミベアリング | 5 |
19ミリ軽量アルミ | 18 |
19ミリアルミベアリング | 4 |
大径アルミベアリング | 4 |
テーパードローラー径14 | 32 |
ローラー径20 | 20 |
サイドローラー種別 | 抵抗値 |
---|---|
ローラー装備なし | 67 |
サイドガードなし | 67 |
スタビパーツのみ | 67 |
スタビ+ローラー径10 | 40 |
ローラー径10 | 48 |
セットアップローラー径12 | 36 |
セットアップローラー径13 | 34 |
セットアップローラー径14 | 32 |
セットアップローラー径15 | 30 |
セットアップローラー径16 | 28 |
ゴムリング付き 径14 | 34 |
ゴムリング付き 径16 | 30 |
ゴムリング付き 径19 | 22 |
ベアリングローラー径10 | 27 |
ベアリングローラー径14 | 22 |
丸穴ボールベアリング径6 | 6 |
9ミリボールベアリング | 6 |
13ミリボールベアリング | 6 |
17ミリアルミベアリング | 5 |
19ミリ軽量アルミ | 16 |
19ミリアルミベアリング | 5 |
大径アルミベアリング | 5 |
テーパードローラー径14 | 32 |
ローラー径20 | 18 |
リヤーローラー種別 | 抵抗値 |
---|---|
ローラー装備なし | 45 |
ローラー径10 | 16 |
セットアップローラー径12 | 24 |
セットアップローラー径13 | 28 |
セットアップローラー径14 | 32 |
セットアップローラー径15 | 36 |
セットアップローラー径16 | 40 |
ゴムリング付き 径14 | 34 |
ゴムリング付き 径16 | 42 |
ゴムリング付き 径19 | 44 |
ベアリングローラー径10 | 13 |
ベアリングローラー径14 | 22 |
丸穴ボールベアリング径6 | 4 |
9ミリボールベアリング | 4 |
13ミリボールベアリング | 6 |
17ミリアルミベアリング | 7 |
19ミリ軽量アルミ | 46 |
19ミリアルミベアリング | 8 |
大径アルミベアリング | 8 |
テーパードローラー径14 | 32 |
ローラー径20 | 44 |
ベアリング系のローラーが総じて優秀であることに変わりはないものの、フロントのローラーは「径の大きいローラー」、サイドは「径の大きめのローラー」、そしてリヤーでは、「径の小さめのローラー」が抵抗値が低くなるようになっていることが分かります。
なるほど、確かに前のローラーを大きくして、後ろのローラーを小さくすればコーナーリングが速くなるという理論と一致しています。
ローラーは4個だけでも良いですが、6個付けたほうが、全体的に抵抗値が低くなるのでコーナーリングが速いです。ただし1点だけ例外があり、それは「19ミリ軽量アルミ」です。このローラーをリヤーに装備すると付けない場合よりも抵抗値がわずかに高くなってしまうのです。
さらに解析により以下のことも判明しました。
- ローラーを付けない場合には抵抗はかなり高くなるが、別のフラグが立ちコースアウトしやすくなる
- 上下にローラーを付けた場合、サイズの大きい方のローラー性能で読み込まれる
- ローラーが上下同サイズであれば、ローラー抵抗値の低い方で読み込まれる
- スタビパーツを付けても抵抗値は変化しないが、サイドにローラー径10とスタビを付けるとなぜか抵抗値が変化する
パーツ概要 【バンパー】
バンパー(ダンパー)の効果は各パーツによってさまざまだが、どのパーツもコースアウトを防ぐのがいちばんの目的です。バンパーはマシンの前後に装備できて、ローラーの装備ポイントを増やし、ローラーの劣化を和らげる効果もあります。ローラーと違い、マシンの速度に変化はありません。
バンパーとローラーの組み合わせをしっかり考えないとコースアウトの確率が上がり、レース完走が難しくなります。いくら速いマシンでも完走しなければ意味がないので、これらのパーツを活用し、コースアウトの確率を下げることが重要です。中にはローラーがセット品になつているバンパーもあり、ローラーを買うポイントを節約できます。
ウィングに関してもダウンフォースを得ることで、空力効果でグリップを向上させる役割があります。
パーツリスト(バンパー)
icon | パーツ名 | Pt | 重量(g) | 全長(mm) | 横幅(mm) | 高さ(mm) |
---|---|---|---|---|---|---|
FRP強化マウントプレート | 20 | 2.2 | 15.0 | 90.0 | 1.5 | |
軽くて堅いFRP(Fiber Reinforced Plastics)(繊維強化プラスチック)製のプレート。バンパーやシャーシを補強し、マシンがコースフェンスに当たったときのバンパーのねじれを防ぐことで、マシン強度を高める役割がある。バンパーやローラーが受けるダメージを軽減し、劣化を防止するので、ローラーセッティングの効果を最大限に引き出すことができる。 | ||||||
軽量ハイマウント | 20 | F:1.6 R:2.6 |
F:14.3 R:25.5 |
F:84.0 R:85.0 |
F:5.0 R:10.0 |
|
ハイマウントローラーの軽量型バンパー。車体の横転を防止し、コーナーリングに威力を発揮する。値段も安く、フロントウィングとリヤウィングの2つがセットになっているのでオトク。 | ||||||
エアロハイマウント | 25 | F:1.8 R:4.5 |
F:14.0 R:85.0 |
F:86.0 R:85.0 |
F:7.0 R:19.0 |
|
空力性能の良い大型のリヤーウィングと、浮き上がり防止のフロントウィングのセット。空力を利用してマシンを下に押し付けるダウンフォースを生むパーツなので、グリップ力が上がり、マシンの横転を防止する。ただし、フロントの安定性はリヤーに比べて劣り、派手なイエローカラーはボディの色によってはあまりかっこ良くない。 | ||||||
可変ダウンスラスト | 25 | 5.2 | 12.0 | 84.0 | 11.5 | |
コーナーでの安定性を高めるフロント用ダンパー。コーナーでローラーがコースフェンスに当たると、そのショックをバネで吸収しながら可動式アームとバネの働きでスラスト角度が変化し、マシンを路面に強力に押さえつけ、コースアウトを防ぐ。 | ||||||
フロントスライドダンパー | 30 | 8.8 | 15.0 | 89.0 | 8.5 | |
スライドダンパーのフロント版で、フロントローラーがフェンスにぶつかった際のショックを吸収し、安定性を向上させる。コーナー進入時のショックを吸収することで、高速コースでの耐久性と安定性をアップさせる効果がある。どちらかといえば、フロントに付ける方がスライドダ ンパーの効果は大きいだろう。 | ||||||
スパイダー用フロントパーツ | – | 1.6 | 49.7 | 86.6 | 11.9 | |
ビークスパイダー以外には装備不可。 | ||||||
ブロッケン用フロントパーツ | – | 3.2 | 48.9 | 82.8 | 16.0 | |
ブロッケンギガント以外には装備不可。 | ||||||
サイドガード | – | 2.1 | 19.0 | 84.0 | 11.5 | |
シャーシ中央の両横に突き出たサイドバンパー。ガイドローラーやスタビポールを付けて高速コーナーリングの安定性をアップする。 | ||||||
リヤースライドダンパー | 30 | 7.2 | 26.0 | 89.0 | 6.5 | |
リヤーローラーがコースフェンスに接触したときにローラーステーをスライドさせ、ショックを吸収することでマシンの安定性を保つ効果がある。最大20ミリのローラーとすりばち状のテーパードローラーが付属。 | ||||||
セイバー600用ウィング | – | 2.3 | 20.0 | 65.0 | 18.0 | |
セイバー600以外には装備不可。 | ||||||
マグナム用ウィング | – | 3.3 | 32.0 | 64.7 | 21.5 | |
サイクロンマグナム以外には装備不可。 | ||||||
ソニック用ウィング | – | 3.3 | 36.9 | 75.0 | 10.3 | |
ハリケーンソニック以外には装備不可。 | ||||||
スピンコブラ用ウィング | – | 1.0 | 36.0 | 38.3 | 11.0 | |
スピンコブラ以外には装備不可。 | ||||||
トライダガー用ウィング | – | 1.7 | 22.5 | 55.0 | 11.6 | |
トライダガーZMC以外には装備不可。 | ||||||
リヤーローラーステー | – | 2.2 | 37.0 | 81.0 | 9.0 | |
スーパーTZとスーパーFMシャーシに付いている、一般的なリヤーステー。プラスチック製で各種ローラーの搭載が可能。 | ||||||
リヤースキッド | 20 | 4.5 | 36.0 | 85.0 | 14.0 | |
縦にローラーを取り付けられる特殊なバンパーで、登り坂などでフロントが浮くのを防ぎ、マシンの安定性を向上させる。このパーツはリヤーフェンス接触を防ぐリヤーローラーと、フロントの浮き上がりを防ぐリヤースキッドを一体化しており、横の揺さぶりや縦の変化に強くなり、アップダウンやコーナーの多いテクニカルコース対応可能。 | ||||||
リヤーブレーキ | 25 | 5.6 | 36.0 | 85.0 | 12.8 | |
バンパーの下にブレーキゴムが取り付けられているパーツ。マシンのフロントが浮き上がると、このブレーキゴムが路面に触れて速度を抑え、コースアウトを防ぐ。特に、下りスロープの後に急カーブがあるようなコースでは、降りてきた際にブレーキをかけないとコースアウトの危険性が高まるため、このブレーキが効果を発揮。アップダウンやコーナーの多いテクニカルコースに対応可能。 | ||||||
アルミリヤーマルチステー | 30 | 5.9 | 38.0 | 85.0 | 11.5 | |
様々なローラーを装備できる金属製リヤーバンパー。アルミ製なので耐久性に優れ、各種ローラーの搭載が可能であり、マシンの剛性を上げ、左右の揺さぶりに対してマシンの姿勢を安定させる効果を発揮する。ローラーだけでなくウィングの取り付けも可能で、セッティングの幅が広がる。重心を低くできるため、低重心化にもなる。 | ||||||
ダブルアルミステー | 45 | 11.5 | 38.0 | 85.0 | 30.0 | |
ローラーを上下に2個並べて装備できる特殊なバンパー。軽くて丈夫なアルミ製でほとんど劣化せず剛性も高いため、ゆがみやたわみが少なくなり、ローラーの本来の性能を十分に発揮できる。ウェーブセクションや連続したコーナーなど横の揺さぶりが多いコースに強く、高速コーナリング中のマシンの傾きを上下2段のローラーで支え、コースアウトを防ぐ。上下に同種類のローラーを4個装備することになる。19mmのゴムリング付きローラーが付属。 | ||||||
ミニ四駆セッティングウェイト | 18 | 小:2.0 中:4.5 大:8.0 |
小:10.0 中:10.0 大:10.0 |
小:12.5 中:25.0 大:50.0 |
小:3.0 中:3.0 大:3.0 |
|
車体の前後の重量バランスの調整に最適なウェイトで2g、4.5g、8gのセット。板チョコのように折って、切り離して使う。フロント側に付けて車体の浮きを小さくし、リヤー側に付けてバランスを取る。コースアウトの確率を下げる効果がある。それはマシンの重量が増えるからではなく、パーツを装備することによってフラグが立つからである。地味なパーツであるが、コースアウトを防ぎたいときに非常に役に立つ。なお、前後それぞれ「小」「中」「大」の中から1つだけしか装備できない。 |