知らない人が多い自転車の日(5月5日)とは?
ゴールデンウィークの終盤にあたる5月5日は、ご存知の通り「子供の日」。元々は菖蒲やヨモギを軒先に挿して邪気を払う日だったことから「菖蒲の日」、江戸時代以降からは男の子の節句として「端午の節句」、更には「おもちゃの日」や「わかめの日」などといったあまり知られていない記念日でもあります。そしてそのようなややマイナーな5月5日の記念日の1つが、「自転車の日」です。
そもそも自転車の日を制定するようになったのは、1981年5月に施行された「自転車基本法」がきっかけです。これは正しくは「自転車の安全利用の促進及び自転車駐車場の整備に関する法律」というもので、これを記念して5月1日~31日までの1ヶ月間を「自転車月間」とし、自転車利用者の交通ルールや交通マナーの向上を図ることにより安全運転や歩行者との事故の防止を促進することを目指します。自転車月間を推進する、各種の公益法人などによって構成される「自転車月間推進協議会」は、この自転車月間のうちの祝日にあたる5月5日を「自転車の日」と制定しました。
では具体的にこの自転車月間や自転車の日にはどんなことが行われるのかと言うと、大きなイベントとしては5月5日には自転車月間推進協議会主催による「サイクルドリームフェスタ」がほぼ毎年東京都の明治神宮外苑で開かれ、自転車試乗体験やパンク修理体験、おもしろ自転車トークショーなど様々なイベントを楽しむことができるようになっています。その他、スポーツジムのエアロバイクやサイクリングコースでの自転車レンタルが割引料金になるところもあるようです。