生活保護受給者でもロードバイク所持できるの?
日本国民に用意された最後のセーフネット、「生活保護」。ただ生活保護は国民の税金を使って生活させてもらうという立場上、誰でも簡単に受けられるものではありません。例えば不動産や自動車などは「資産」とみなされるため、それを売却して生活費に当ててからでなければ申請は却下されます。
しかしこの「資産」にあたるものには何が含まれるかは、時にケースバイケース、例えばバイクは基本的に「資産」のうちに入りますが、125cc以下のオートバイ及び原付自転車に関しては最低生活維持の為に活用されており処分するより保有している方が生活維持及び自立助長に繋がると判断される場合に保有が認められることがあります。
では、種類によってはオートバイより高価なロードバイクの保有はどうなのでしょうか。ロードバイクは一般的なものでも最低10万円はする高価な乗り物。「贅沢品なので所有は認められないかも・・」と思われる人も多いようですが、高価とは言えロードバイクはあくまで「資産」とは見なされていない自転車という位置づけであるため、保有それ自体が不可となることはありません。ただし、支給された生活費の中から購入することになるため、その分生活は苦しくなるでしょう。例えば出勤のためにどうしても自転車が必要となった場合にケースワーカーに事情を話せば購入費を一部あるいは全額負担してもらえる可能性もありますが、これは一般的な自転車の購入が条件となります。ロードバイクが欲しいなら、やはり自己負担となり、加えて生活保護受給者という立場上、派手なデザインのものや見るからに高価そうなものは慎む方が良いでしょう。