SFC シャイニングスコーピオン パーツ一覧解説 ボディ&シャーシ編
「SFC ミニ四駆シャイニングスコーピオン」に登場するボディとシャーシのパーツ一覧と性能の解説。ボディの空気抵抗値についても説明しています。
ゲームをクリアしてやっと買えるできるようになるのが、ボディ及びシャーシ。模型店ではボディとして売っていますが、現実のキットのようにシャーシや他の付属品も入っているのです。
パーツ概要【ボディ】
ミニ四駆のボディは、見た目が違うだけでなく、しっかり性能にも差があります。
それがボディの空力と重量です。
各ボディには空気抵抗値というものが設定されており、この値が小さいほど空気抵抗が少なく、高速走行が可能です。ボディごとに異なる空気抵抗値が設定されているため、同じセッティングでも各ボディのスピードは異なるのです。たとえば、セイバー600が遅いと感じるのは、ボディが高い空気抵抗を持っており、スピードが出にくいからです。空力が優れているほどスピードが向上しますので、最速を目指す場合はボディの選択も考えなくてはなりません。
ただし、ボディの空力性能が優れているからといって、それが最高のボディであると言い切ることは難しいです。レースにおいては、重さなどの要素も大きな影響を与えるため、空気抵抗だけを基準にしてベストなボディを選ぶのは難しいでしょう。あくまで空気抵抗は参考程度にとどめ、他の要素も考慮することが重要です。
このゲームでは、空気抵抗値の設定よりも、モーターの出力やホイールの種類などの方がはるかに大きな影響を持っています。そのため、最速を狙うレベルでなければ、空気抵抗値の差があまり顕著ではないことがあります。実際に、空力が良くても改造ができないゴールドスコーピオンは、セイバー600よりも遅くなってしまいます。さらに、タイヤバグにより、マシンのスピードが制限値に達している場合、ボディの違いによるタイム差はほぼなくなります。
ボディの空気抵抗値とタイムの検証
以下が各ボディの未改造状態での空力ランキングです。右側の数値が空気抵抗値となっています。
順位 | ボディ | 空気抵抗値 |
---|---|---|
1 | ネオトライダガーZMC | 40 |
2 | サイクロンマグナム | 60 |
3 | ゴールドスコーピオン | 80 |
3 | シャイニングスコーピオン | 80 |
4 | レイスティンガー | 100 |
5 | ブロッケンギガント | 120 |
6 | ハリケーンソニック | 140 |
7 | スピンコブラ | 160 |
7 | ビークスパイダー | 160 |
8 | セイバー600 | 200 |
セッティングは全く同じままで、チートコードでボディの種類($3097,x)のみを変更し、SGJCの3コースを走り、そのタイム順に並べたのが以下です。
しっかりと空気抵抗の小さい順になっていることが分かります。
※タイヤバグなし
※重量変化なし
<1:24:58~1:24:59(通常セッティングでの限界タイム)>
シャイニングスコーピオン
サイクロンマグナム
ネオトライダガーZMC
ゴールドスコーピオン
<1:24:72>
レイスティンガー
<1:24:91>
ブロッケンギガント
<1:25:23~1:25:24>
ハリケーンソニック
スピンコブラ
ビークスパイダー
セイバー600
パーツリスト(ボディ)
icon | パーツ名 | Pt | 重量(g) | 全長(mm) | 横幅(mm) | 高さ(mm) |
---|---|---|---|---|---|---|
サイクロンマグナム | 60 | 11.6 | 118.0 | 78.0 | 26.0 | |
星馬 豪のマシンで最新の空力理論をもとにつくられた直線重視ボディ。タイヤをカバーする前後のカウルを小型化し、大型リヤウイングを装備しているのがスタイルの特徴。 | ||||||
ハリケーンソニック | 60 | 13.1 | 118.0 | 78.0 | 24.0 | |
星馬 烈のマシンで強力なダウンフォースを活かしてコーナーの安定性を求めたマシン。左右のフロントカウルをつなぐように取り付けられたウイング、3段の小型フラップが付いた大型のリヤウイングが特徴的なボディ。 | ||||||
スピンコブラ | 60 | 11.8 | 120.3 | 86.3 | 24.0 | |
三国 藤吉のマシンで高速コーナリングを重視したボディ。大きく張り出したフロントフェンダーやボディサイドのシャッターが特徴的。 | ||||||
ネオトライダガーZMC | 60 | 14.0 | 117.5 | 74.5 | 23.0 | |
鷹羽 リョウのマシンで空力特性に優れ、加速を重視したボディ。低く構えた平面的なフォルムで力強さを主張。ZMC製ボディ。 | ||||||
ビークスパイダー | 60 | 15.4 | 120.9 | 73.1 | 28.0 | |
沖田 カイのマシンで空力を凶器に変え相手を破壊する事を重視したマシン。前輪の後ろまで回り込んだ鋭い形のフロントバンパーや3段式のリヤウイングを持つ独特のスタイルと、クモの巣をイメージさせるカラーリングが迫力なボディ。 | ||||||
ブロッケンギガント | 60 | 14.2 | 119.5 | 89.0 | 22.5 | |
近藤 ゲンのマシンでモーターが前になるFMシャーシを使用し、衝撃にすぐれ破壊力を重視したボディ。タイヤを完全にカバーしないハーフカウルボディは平面を組み合わせたような造形で、パイプフレーム状のサイドガードを装備したフォルムが力強さをアピール。また、サイドガード一体式のフロントカウルは取り外しでき、パーツの取り付けも可能。 | ||||||
レイスティンガー | 60 | 10.8 | 120.1 | 78.0 | 23.0 | |
土方 レイのマシンでスコーピオンと同じ発想のもとにつくられた、攻撃力とコーナリングを重視したボディ。フロントフェンダーが鋭く前に伸びた、スティンガーカウルと呼ばれるシャープなフロントカウル、ボディサイドのダクト、リヤカウルのジェットエアロダクトなど個性あふれるスタイルが魅力。 | ||||||
セイバー600 | 60 | 14.0 | 117.5 | 76.5 | 24.0 | |
黒沢やモブレーサーたちが使っているマシンで土屋博士が空力性能に取り組んだ初期の頃のマシン。直線とコーナーのバランスを重視。正式な名称はシックスダブルオー。 | ||||||
シャイニングスコーピオン | – | 12.7 | 121.0 | 75.8 | 24.0 | |
土屋博士からもらった謎のボディで主人公のマシン。スピードによってカラーリングが変化するという特性を持つ。ZMC製の試作品。名前のようにサソリをイメージしたスタイリッシュなデザイン。 | ||||||
ゴールドスコーピオン | – | 8.0 | 121.0 | 75.8 | 24.0 | |
SGJC優勝者だけに贈られる金メッキのスコーピオンボディ。全ボディの中で一番の軽さをほこる。改造は不可能なので大径ホイールを装備できない。 |
※シャイニングスコーピオンのボディーは、スピードとその他の要素によって色が変化します。
パーツ概要とリスト【シャーシ】
すべてのパーツをのせるための土台となっているのがシャーシ。ゲーム中ではスーパー1、スーパーFM、スーバーTZの3種類のシャーシが使えます。シャーシのほうにも、性能の違いがあります。これはセッティング画面の上の数値からも確認できます。WIDTH(横幅)が長くなればコーナーリングの安定性が高くなり、LENGTH(全長)が長いほど直進性が良くなります。もちろんこれらは基本の数値であり、スピードへの影響はかなり少ない。
icon | パーツ名 | Pt | 重量(g) | 横幅(mm) | ホイールベース(mm) | 全長(mm) |
---|---|---|---|---|---|---|
スーパー1 | – | 16.1 | 80.0 | 80.0 | 122.6 | |
リヤステーを装備できるなど実戦的な仕様で人気を博した「ゼロシャーシ」(1990年発売)の進化型。レースのスピード域のアップに合わせて剛性を高めている。 サイドガードが別パーツになっているので外すことよって重量を軽くできる。 | ||||||
スーパーFM | – | 19.1 | 85.5 | 82.0 | 123.6 | |
モーターをフロントに配置し、前寄りの重心バランスを実現した 「FMシャーシ」 の進化型。 低重心化を実現し、アップダウンの続くコースで優れた安定性を発揮する。さらにダウンフォースを生むフロントバンパーのスラスト角が5度から8となり、コーナーでのコースアウトの確率を減らしている。 | ||||||
スーパーTZ | – | 19.0 | 84.0 | 82.0 | 126.0 | |
「スーパー1シャーシ」をベースにしてホイールベースを2㎜伸ばし、直進安定性を高めたシャーシ。低重心化を図り、シャーシ底面やバンパーの強度を向上させている。「サイクロンマグナム」など人気車種に採用され、第二次ブームの中核を担った。リヤステーが標準装備化されるなど実戦的な仕様も好評。 |
※スーパーFMシャーシはブロッケンギガントに、スーパーTZシャーシはサイクロンマグナムとハリケーンソニックにそれぞれ付属しています