宅向ごとの吉凶方位盤と宅気の意味
宅向が分かったところで、その建物自体の吉凶方位を調べます。
これは、その建物に居る人の、共通の吉凶方位となります。
この方位と、本命卦の吉凶方位が一致する状態のことを「宅命相配(たくめいそうはい)」といいます。東四命と東四宅、西四命と西四宅のときに一致します。
また、この方位による地場エネルギーを「宅気(たっき)」といい、5種類あります。それぞれの宅気は以下のような意味を持っています。
○旺気(おうき)
大吉方位。
読んで字のごとく、家または部屋において最も旺盛な気(エネルギー)がおよぶ方位。
健康運や財運、地位向上などに即効性の効果があります。
玄関、リビング、寝室、書斎に向いています。
○生気(せいき)
吉方位。
穏やかながら、快適なエネルギーがおよぶ方位。
健康運、財運、家族運に恵まれますが、本命卦の凶方位と重なった場合、何らかの化殺が必要です。将来性を育む方位ですので、子供部屋に向いています。オフィスならば若手社員の場所にしましょう。
○洩気(えいき)
小吉方位。
吉凶の境界にあたる。運気の面で現状維持はできますが、発展性に欠けます。
ゆっくり休みたい場所やあまり変動のない部屋に向いています。
○死気(しき)
凶方位。
活気に乏しく消極的な気(エネルギー)がおよぶ方位。
この方位は、活気を与えることで運気が好転します。別名「財方(ざいほう)」といい、水槽のように循環する水場や、水晶を置くことで財運が向上します。しかし、本命卦の凶方位と重なると、健康面、金銭面で苦労することも。トイレ・浴室などの「静」の場に向いています。
○殺気(さっき)
大凶方位。
最もマイナスの気がおよぶ方位。
さまざまな面で不利であり、精神、物質の両面で凶作用をもたらします。その凶作用は本命卦の吉作用を散らしてしまうほど。殺気の流れを止めるためには、重い家具などを置いてブロックする必要があります。台所やクローゼットなどの「静」の場に向いています。台所の「火」で悪い気を燃やしてしまうのがベター。