公道を走れない電動自転車に注意
電動自転車とは、電動機でもペダルでも走行可能な自転車を指して用いられます。日本で主に販売されているのは、電動アシスト自転車です。電動アシスト自転車は電動自転車と異なり、ペダルを漕ぐとモーターが人力補助する自転車です。つまり搭乗者がペダルを漕がなければ、前には進みません。
電動自転車は公道では乗ることができないため、注意しましょう。日本の道路交通法では電動自転車は原動機付自転車となり、運転免許証・ヘルメットの着用、自賠責保険加入などが義務付けられます。また電動自転車にも公道を走行するためにはウインカー・ストップランプ・バックミラーなどが装着されている必要があります。最近では外国で生産されている電動自転車がインターネットなどで販売されているため、購入の際には十分に確認しましょう。仮に公道で走行してしまうと、免許を持っていないなら、3年以下の懲役もしくは50万円以下の罰金、2年間の免許欠格処分となります。
電動アシスト自転車でも購入前には注意が必要です。一部の電動アシスト自転車は電動機の力が法令規準を超えているため、基準を超えている電動アシスト自転車では公道を走行することができません。基準を超えている電動アシスト自転車も自転車ではなく、原動機付自転車と見なされるため上述したものと同じ罰則となります。購入の際には駆動補助付自転車という型式認定があることを確かめましょう。この認定があれば問題なく公道を走行することができます。