ノーブレーキピストで公道を走行してはいけない
知っている人も多いと思いますがピストバイクと言えば、もともとはトラック競技用の自転車であり公道を走行する為のものではありません。
ピストバイクの特徴の1つとして、一般的な自転車とは違いブレーキが付いていないことが挙げられます。
ブレーキが付いていないのにどうやって止めるのか、そこに疑問を感じる人も多いでしょう。
主な方法としてはペダルを逆に回して逆負荷をかけたり、一定の時間漕ぐのを止めるなど技が必要となります。
しかし、技術が甘いにも関わらず公道で乗り回す人が続出していたのが現状です。
その結果、自転車との接触が原因で障害が残ったり、歩行者が亡くなった事例が発生したこともありました。
そこで日本では、前輪と後輪にブレーキが付いていない自転車の公道走行を禁止する道路交通法を定めたのです。
もし違反すれば5万円以下の罰金となります。(公道以外であればOKですが)
また2013年7月からは、東京都でブレーキの無い自転車の一般販売を禁止する条例を出すなど徹底されるようになりました。
アメリカなど外国のほうでは、後輪にブレーキがあれば走行を許しているところが多いようです。
このことからも日本がどれだけ厳しく取り締まっているのかが伺えることでしょう。
歩行者にとってはノーブレーキピストで走行されると恐い印象がありますが、逆に愛好者たちからは反発の声が上がっているのも現状のようです。
ただ、条例として定まった以上、守るほか術は無いだろうと思うのは私だけではないと思います。