パソコンの謎フリーズ、原因はまさかの「〇〇」だった!? 試した対処法と解決までの道
「Windowsが突然フリーズ!?」
Windows PCが突然フリーズする事態に見舞われました。
マウスもキーボード操作も効かず、画面が全く反応しない。
どうすることもできず、電源を長押しして強制終了するしかありません。
今回は、PCフリーズ体験談と、パソコンが動かない・フリーズした時の対処・対策方法についてお伝えします。
同じ悩みを抱えるあなたの参考になれば幸いです。
私のPCスペックとフリーズの発生状況
<フリーズしたPCの環境>
OS:Windows 10 Home (64bit)
CPU:Intel Core i7-12700
CPU-FAN:Noctua NH-U12S chromax.black
マザーボード:ASUS PRIME H670-PLUS D4
メモリ:32GB [16GB*2枚] DDR4-3200
ストレージ:Crucial P5 Plus CT1000P5PSSD8
光学ドライブ:Pioneer BDR-212BK
グラフィック:GeForce RTX3060Ti 8GB MSI製
電源:SilverStone SST-ST75F-GS V3
<フリーズの発生状況>
- マウス、キーボードの操作をまったく受け付けず動かない、電源ボタンを長押しして強制終了するしかない (PC側で勝手に再起動はしない)
- PCの電源が突然落ちたり、ブルースクリーンにはならない
- 特定の場面でフリーズするわけではなく、フリーズ発生のタイミングは不定期で、1週間フリーズなしのときもあれば、1日に2回フリーズすることもあります。
- PCの起動後、マウスやキーボードなどの入力機器にふれず放置すると高確率でフリーズする
- 音楽・動画を視聴しているときはフリーズしにくい気がする
- 高負荷だとフリーズしにくい気がする
- PCの起動してしばらく経ち、フリーズしなければその後は安定している
- フリーズ時、ディスクドライブへのアクセスランプは消灯している
- フリーズ後、強制終了して再起動した際、Windowsエラー回復処理画面(Windowsが正常にシャットダウン~)は出てこない
- フリーズ時、光学ドライブのトレイは動く
- フリーズ時、USB通電はなし
検索しても有力な情報見つからず
めちゃくちゃ検索して調べてみたんですよ
ネットで「パソコン フリーズ アクセスランプ消灯」などのキーワードで調べましたが、ほとんどのサイトで「アクセスランプが点滅しているときは強制終了しないように」と書かれているばかりでした。しかし、私のフリーズ状況ではアクセスランプが消灯しており、有力な情報を得ることができませんでした。同じ情報ばかりで解決策が見つからず、途方に暮れています。
KP41病の可能性?
KP41病というのは、イベントビューアーのエラーログで「Kernel-Power」のソースとイベントID「41」として表示される重大なエラーです。番号が「41」であることからそう呼ばれています。
人によって症状が千差万別で、フリーズの他に勝手に電源が落ちたり、再起動したり、ブルースクリーンが発生することがあります。原因は主にメモリや電源に関連しているとされています。
KP41病に関する情報や解決策はネット上に多数ありますが、発生要因が多岐にわたるため、一つ一つのエラーをイベントビューアーで確認しながら解決するしかありません。エラーログに表示されるBugcheckCodeが0でなければ手がかりが得られるかもしれませんが、パーツやシステム環境が異なるため、全ての対策が効果を示すわけではありません。つまり、KP41病は特定の解決策がないため非常に厄介な問題なのです。
フリーズ検証時に気が付いたこと
気温(室温)と関係があることに気が付きました。
11月から3月までがフリーズが多く、そこからフリーズ現象が少なくなり、7月と8月は全くフリーズしなかったのです。そして10月ぐらいからまたフリーズしだして・・・
つまり、気温が低いとフリーズしやすいということになります。
謎である。
試してみたフリーズ対処法24のこと
試行錯誤した対処法を列挙します。
ただ、以下の3点は試していません
・Windowsのクリーンインストール
・システムストレージの交換(クローンSSDの作成)
・PCパーツの交換
1. 電源コンセントなどすべてのケーブルを抜いて一定時間経過後再起動してみる
パソコンがフリーズした場合、電源コンセントや周辺機器のケーブルをすべて抜いて一定時間待ちます。デバイス内部の電気残留物を放電し、システムのリセットを促すために効果的です。10~15分程度待ってから再接続し、再起動することで、通常は問題が解消することが多いです。ハードウェアの過熱や電源供給の不安定さが原因の場合、この手法が有効です。まず、試してみてください。
2. USB接続の周辺機器をすべて外してみる
フリーズの原因が周辺機器にある可能性もあります。特に、USB接続のデバイスが誤作動を起こしている場合、パソコンの動作に影響を与えることがあります。すべてのUSBデバイスを一旦外し、パソコンを再起動してみてください。その後、デバイスを一つずつ接続して原因を特定します。これにより、問題のあるデバイスを特定し、適切な対処が可能になります。
3. 「CrystalDiskInfo」でHDD/SSDの健康状態をチェック
「CrystalDiskInfo」は、HDDやSSDの健康状態を監視するためのツールです。ディスクの温度、使用時間、エラー率などをチェックできます。パソコンがフリーズする場合、ストレージデバイスの故障が原因であることがあるため、健康状態を確認することが重要です。チェック結果が「正常」であれば、ディスク自体に問題はないと判断できます。したがって、他の原因を探る必要があります。
公式サイト
4. Windowsの一時ファイルを消去する
Windowsは一時ファイルを多数生成し、これが蓄積するとシステムのパフォーマンスが低下することがあります。特に、ディスクスペースが不足するとフリーズの原因になります。
一時ファイルを削除することで、不要なファイルを一掃し、システムの動作をスムーズにすることができます。定期的なクリーンアップが推奨されます。
<手順>
- スタートメニューを開き、「ディスククリーンアップ」と検索してアプリを開きます。
- クリーンアップするドライブ(通常はC:)を選択し、「OK」をクリックします。
- 「一時ファイル」や「ごみ箱」など、削除したい項目にチェックを入れ、「システム ファイルのクリーンアップ」ボタンをクリックします。
- もう一度削除したいドライブを選択し、「OK」をクリックします。
- 確認メッセージが表示されたら「ファイルの削除」をクリックします。
5. Windows updateで最新の状態にする
Windows Updateを実行し、システムを最新の状態に保つことは、フリーズ対策の一つです。最新のアップデートには、バグ修正やパフォーマンス向上が含まれているため、問題解決に役立ちます。更新プログラムが適用されていない場合、不具合やセキュリティの脆弱性が残る可能性があります。アップデートを定期的に確認し、最新の状態にすることが重要です。
・・・ただこれは望みが薄い。もしWindowsupdateが原因ならば、世界中から不具合の報告がくるはずなのですぐに修正が入るからです。
<手順>
- スタートメニューを開き、「設定」を選択します。
- 「更新とセキュリティ」をクリックします。
- 「Windows Update」タブで「更新プログラムのチェック」をクリックします。
- 利用可能な更新プログラムが表示されたら、「今すぐインストール」をクリックします。
- 更新が完了したら、システムを再起動します。
6. ウイルスチェック
ウイルスに感染などしているとシステムのパフォーマンス低下やフリーズの原因になることがあります。信頼性の高いアンチウイルスソフトを使用して、フルシステムスキャンを実行しましょう。ウイルスが検出された場合は、速やかに削除します。これにより、システムの安定性が向上し、フリーズの問題が解消されることがあります。定期的なスキャンを実施することも推奨されます。
<手順>
- 使用しているアンチウイルスソフトを開きます。
- 「フルシステムスキャン」または「完全スキャン」を選択します。
- スキャンが完了するまで待ちます(時間がかかる場合があります)。
- スキャン結果を確認し、検出されたウイルスを削除します。
- スキャンと削除が完了したら、システムを再起動します。
7. 不要なスタートアップを無効化
スタートアッププログラムが多すぎると、システム起動時に大量のリソースが消費され、パソコンのフリーズを招くことがあります。不要なプログラムを無効にすることで、起動時の負荷を軽減し、システムのパフォーマンスを向上させることができます。定期的にスタートアップ項目を見直し、不要なものを無効化することをお勧めします。
<手順>
- 「Ctrl + Shift + Delete」キーを押してタスクマネージャーを開きます。
- 「スタートアップ」タブを選択します。
- 不要なプログラムを右クリックし、「無効化」を選択します。
- すべての不要なスタートアッププログラムを無効化したら、タスクマネージャーを閉じます。
- コンピューターを再起動して、変更が反映されたことを確認します。
8. 不要なサービスを停止
Windowsには多くのサービスがバックグラウンドで動作していますが、全てが必要とは限りません。不要なサービスがリソースを消費し、パソコンのフリーズを引き起こすことがあります。不要なサービスを停止することで、システムの負荷を軽減し、パフォーマンスを向上させることができます。停止する際は、依存関係に注意し、システムに影響を与えないように慎重に行う必要があります。
<手順>
- 「Windows + R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- 「services.msc」と入力してEnterキーを押します。
- サービス一覧が表示されます。不要と思われるサービスをダブルクリックします。
- 「スタートアップの種類」を「無効」に設定し、「停止」ボタンをクリックします。
- 「適用」および「OK」をクリックして設定を保存します。
- これを他の不要なサービスにも繰り返します。
9. ストレージの空き領域を確認
ストレージの空き領域不足は、システムのパフォーマンス低下やフリーズを引き起こす原因になります。使用領域のバーが赤くなっている場合は要注意です。不要なファイルやアプリを削除し、ストレージの空き容量を増やすことで、システムの動作が軽快になり、フリーズのリスクを軽減できます。
10. 高速スタートアップを無効にする
高速スタートアップは、Windowswを迅速に起動するための機能ですが、一部のハードウェアやソフトウェアと互換性がない場合、フリーズの原因になることがあります。これを無効にすることで、起動時の問題を回避できます。無効にすることで、安定性が向上する場合がありますが、起動時間は若干長くなる可能性があります。
<手順>
- スタートメニューを開き、「コントロールパネル」を選択します。
- 「ハードウェアとサウンド」をクリックし、「電源オプション」を選択します。
- 左側のメニューから「電源ボタンの動作を選択する」をクリックします。
- 「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。
- 「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外し、「変更の保存」をクリックします。
- システムを再起動して変更を反映します。
11. Windowsをセーフモードで起動、フリーズするか確認
セーフモードでWindowsを起動すると、最小限のドライバーとサービスのみが読み込まれるため、フリーズの原因が特定しやすくなります。これにより、通常のモードでは問題を引き起こしている可能性のあるサードパーティ製のアプリケーションやドライバーが排除されます。セーフモードでもフリーズする場合は、ハードウェアやWindows自体に問題がある可能性が高いです。
<手順>
- スタートメニューを開き、「設定」をクリックします。
- 「更新とセキュリティ」をクリックします。
- 左側のメニューから「回復」を選択します。
- 「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動する」をクリックします。
- PCが再起動し、「オプションの選択」画面が表示されたら、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」の順にクリックします。
- 再起動後、スタートアップ設定画面が表示されるので、「4) セーフモードを有効にする」を選択してEnterキーを押します。
- セーフモードでシステムが起動できたら、問題が再現するか確認します。
結果的にセーフモードではフリーズを確認できませんでした。
セーフモードの状態ではネット接続もできないため、4回ぐらい1時間程度しか検証しておりませんが。
12. アドクリーナーでスキャン
アドクリーナーは、広告ソフトウェアや不要なブラウザツールバー、潜在的に不要なプログラム(PUP)を検出し、削除するためのツールです。これらの不正なソフトウェアがシステムのリソースを消費し、フリーズの原因となることがあります。アドクリーナーでシステムをスキャンし、不要なプログラムを削除することで、システムの安定性を向上させることができます。定期的なスキャンが推奨されます。
https://www.malwarebytes.com/adwcleaner
<手順>
- 「AdwCleaner」をダウンロードし、インストールします。
- AdwCleanerを開き、「スキャン」ボタンをクリックします。
- スキャンが完了すると、検出された不要なプログラムのリストが表示されます。
- 不要なプログラムにチェックを入れ、「クリーン」をクリックします。
- クリーンアップが完了したら、システムを再起動します。
13. 復元ポイントがあれば、システムの復元を実行する
システムの復元機能を利用することで、フリーズが発生する前の状態にシステムを戻すことができます。復元ポイントは、定期的に作成されるか、特定のアプリケーションやドライバーのインストール時に自動で作成されます。これにより、最近の変更が原因でフリーズが発生した場合、その変更を元に戻すことができます。復元ポイントを選び、システムの状態を以前の安定した状態に戻すことで、問題を解決できる可能性があります。
<手順>
- スタートメニューを開き、「システムの復元」と入力して検索します。
- 「システムの復元」をクリックします。
- 「別の復元ポイントを選択する」を選び、「次へ」をクリックします。
- 利用可能な復元ポイントのリストから、フリーズが発生する前のものを選択し、「次へ」をクリックします。
- 「完了」をクリックし、システムの復元を開始します。
- 復元が完了すると、システムが再起動し、選択した復元ポイントの状態に戻ります。
14. Windowsメモリ診断ツールを実行
Windowsメモリ診断ツールは、パソコンのメモリ(RAM)に問題がないかをチェックするためのツールです。メモリが故障していると、システムの不安定さやフリーズを引き起こすことがあります。このツールを実行することで、メモリの問題を特定し、必要に応じてメモリモジュールの交換や再配置を行うことができます。診断ツールは、再起動後に自動的にテストを実行し、結果を表示します。
<手順>
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- 「mdsched.exe」と入力してEnterキーを押します。
- 「今すぐ再起動して問題の有無を確認する(推奨)」を選択します。
- パソコンが再起動し、メモリ診断ツールが自動的にテストを開始します。
- テストが完了すると、結果がWindowsに表示されます。問題が検出された場合は、メモリモジュールの交換や再配置を検討します。
15. すべてのデバイスドライバーの更新
デバイスドライバーは、ハードウェアとシステムの間で通信を行うための重要なソフトウェアです。古いまたは互換性のないドライバーが原因でシステムがフリーズすることがあります。デバイスマネージャーを使用して、すべてのデバイスドライバーを最新のものに更新してください。特にグラフィックスカード、ネットワークアダプタ、オーディオデバイスのドライバーは頻繁に更新されるため、最新バージョンを確認することが重要です。
<手順>
- Windowsキー + Xを押して「デバイスマネージャー」を選択します。
- 各デバイスカテゴリを展開し、更新したいデバイスを右クリックして「ドライバーの更新」を選択します。
- 「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」を選びます。
- 利用可能な最新ドライバーがある場合は、インストールします。
- すべてのデバイスドライバーの更新が完了したら、システムを再起動します。
16. Windowsシステムファイルチェッカーの使用
Windowsシステムファイルチェッカー(SFC)は、システムファイルの整合性をチェックし、破損したファイルを修復するツールです。「sfc /scannow」コマンドを実行することで、システム内のすべての保護されたファイルをスキャンし、問題があれば自動的に修復します。これにより、システムファイルの破損が原因で発生しているフリーズを解消できる可能性があります。
<手順>
- スタートメニューを右クリックし、「コマンド プロンプト (管理者)」または「Windows PowerShell (管理者)」を選択します。
- ユーザーアカウント制御の確認画面が表示されたら、「はい」をクリックします。
- コマンドプロンプトまたはPowerShellウィンドウで、「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。
- スキャンが完了するまで待ちます。スキャンには時間がかかる場合があります。
- スキャン結果を確認します。
※「Windows リソース保護により、整合性違反は検出されませんでした。」と表示された場合は、システムファイルに破損はありません。その他のメッセージが表示された場合は、システムファイルに破損があり、修復された可能性があります。
17. Windowsをクリーンブートで起動して様子を見る
クリーンブートは、必要最低限のドライバーとスタートアッププログラムだけでWindowsを起動する方法です。これにより、サードパーティ製のソフトウェアやサービスがフリーズの原因かどうかを特定することができます。クリーンブートの状態で問題が発生しない場合は、原因となるソフトウェアを特定できます。クリーンブートを行うには、「msconfig」ツールを使用して、すべての非Microsoftサービスを無効にし、スタートアッププログラムを最小限に設定します。
<手順>
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- 「msconfig」と入力してEnterキーを押します。
- 「システム構成」ウィンドウが開いたら、「サービス」タブを選択します。
- 「Microsoftのサービスをすべて隠す」にチェックを入れ、「すべて無効」をクリックします。
- 「スタートアップ」タブを選択し、「タスクマネージャーを開く」をクリックします。
- スタートアップタブで不要なプログラムを右クリックし、「無効化」を選択します。
- 「システム構成」ウィンドウに戻り、「適用」および「OK」をクリックします。
- システムを再起動し、クリーンブートの状態でフリーズが発生するか確認します。
18. Microsoft Visual C++ 2010をアンインストールする
Microsoft Visual C++ランタイムライブラリは、多くのアプリケーションで必要とされるコンポーネントです。しかし、特定のバージョンが問題を引き起こすことがあります。ネット上では、Visual C++ 2010がフリーズの原因とされることもあります。この場合、アンインストールを試みることで問題が解決するかもしれません。ただし、これらランタイムライブラリというのは、ほとんどの場合、何かしらのアプリケーションのインストールに付随してきたものなので、該当のアプリケーションの動作に影響がある可能性があります。
19. メモリを1枚にして起動、また差し込みスロットを入れ替えてみる
メモリモジュールの問題がフリーズの原因である可能性があります。デュアルチャンネルでメモリを使用している場合、1枚だけにして起動してみて問題が解消されるか確認します。また、メモリを別のスロットに差し替えることで、スロット自体の不具合を確認することもできます。この方法により、特定のメモリモジュールやスロットが問題の原因かどうかを特定できます。
20. メモリ接触部分の清掃
メモリモジュールを取り外し、メモリ接点復活剤などを使用して接触部分を清掃することで、接触不良を改善できます。清掃後、メモリを再度正確に差し込みます。この方法は、特に古いシステムや頻繁にメモリを交換する環境で有効です。
21. メモリの電圧変更(昇圧)
メモリの電圧変更は、システムの安定性を向上させる方法の一つです。BIOS画面を起動させて変更可能。
最初はauto設定になっているかと思いますが、まずは「1.25000V」にしてみて、そこから慎重に少しずつ調整し、「1.3V弱」に設定することで、フリーズが解消されることがあります。この調整は、特にオーバークロック設定やメモリ互換性の問題がある場合に有効です。電圧を高くしすぎるとメモリが破損する危険性があります。
22. 個人用ファイルを保持してWindows初期化(リセット)
個人用ファイルを保持しながらWindowsを初期化することで、システムの問題を解決することができます。初期化により、システム設定やアプリケーションが初期状態に戻り、フリーズの原因となっていた設定やソフトウェアの問題を解消できます。この方法では、個人用のデータを失わずにシステムをクリーンな状態に戻せるため、安全かつ効果的です。
23. Windowsを完全初期化
Windowsを完全初期化すると、システムが工場出荷時の状態に戻り、全てのデータやアプリケーションが消去されます。フリーズの原因が特定できず、他の方法が効果を示さない場合、この方法が最も確実です。ただし、初期化前に外部ストレージなどに必ずデータのバックアップを取っておくことが重要です。初期化後は、必要なデータを復元し、必要なソフトウェアを再インストールします。なお、この完全初期化を行ったあともフリーズの症状が出る場合、ハードウェアの故障・不具合が原因であることがほぼ確定です。
24. BIOSアップデート
BIOSのアップデートは、システムの安定性や互換性を向上させることができます。しかし、アップデート中に問題が発生すると、システムが起動しなくなるリスクがあります。公式の手順に従い、慎重に行うことが重要です。特に、メーカーの提供する最新のBIOSバージョンをダウンロードし、指示通りに進めることで、安全にアップデートを実行できます。
フリーズ現象を解決するために、上記の対策を試みました。ディスククリーンアップやシステムファイルチェッカーの実行、クリーンブートでの起動など、ソフトウェア的なアプローチを徹底的に試しましたが、残念ながら状況は改善されず・・・。
ここまでくると、ハードウェアに問題があると考えられますので、自分自身で解決することが困難と判断し、最終的に購入元であるサイコムに修理依頼することにしました。
修理完了までの経緯、判明した原因
2023年12月18日: サイコムへの問い合わせ
購入元であるサイコムに、PCが頻繁にフリーズする問題について問い合わせを行いました。
購入直後は問題なかったものの、気温の低い時期にフリーズが多発したこと。
ネット上で解決策を探したが、有力な情報は得られなかったこと。
パーツ交換はまだ行っていないことを伝えました。
2023年12月19日: サイコムからの回答
サイコムの担当者からは、初期化を行っても症状が出るのであればハードウェアの不具合が原因の可能性があるとの回答がありました。特に、メモリの不調が疑われ、メモリを1枚ずつ外して動作を確認してみてくださいとのことでした。
2024年1月8日: メモリ交換による改善なしを報告
メモリを1枚ずつ外したり、差し込むスロットを入れ替えても改善が見られなかったため、その旨をサイコムに報告しました。
サイコムからは、PC本体を送って詳しく検証するよう案内されました。なお、保証期間を過ぎているため、有償修理となるとのことでした。
2024年1月9日: PCの発送
PCをヤマト運輸の営業所からサイコムへ発送。
2024年1月11日: 不具合確認作業開始
サイコムがPCを受け取り、不具合の確認作業を開始。保証期間外の有償修理で、修理の上限金額を超える場合や特定次第で見積もりが行われる旨が説明されました。
2024年1月17日: 不具合の原因判明
サイコムから、低温下で低負荷時での検証中にフリーズが一度だけ確認されたとの報告がありました。さらに電源ユニットの出力が安定しない症状がみられ、これが原因の可能性が高いとのこと。つまり、安定した電源供給ができていなかったようです
2024年1月18日: 修理完了報告
修理が完了し、PCが発送されました。発送業者は佐川急便で、修理代金は代金引換で21,370円でした。発送品に「修理報告書」が同梱されており、到着後の確認が求められました。
謎のフリーズの原因は【電源ユニットの不調】だったのです
まとめ
今回の件で、パソコンの保証期間が過ぎていることの重要性を改めて認識しました。また、原因特定が難しい不具合の場合、メーカーに検証してもらうことが解決への近道だと感じましたね。
購入時には延長保証に加入しておくと良いでしょう。
問題を後回しにせず、購入したPCがなんか調子悪いと思ったら、保証期間内に早めに相談することをおすすめします。
とにかく、KP41病でなくて本当に良かったです。
記事投稿時点で修理から 半年経過していますがまったく1度もフリーズしていません
いやぁ~直ってよかった。