ロードバイクのペダルは別売りが多いことに注意して
ロードバイクを買う時の注意点のひとつとして、購入するのがたとえ完成車であっても「ペダルが別売り」であることです。
ロードバイクのスペック表や写真を見て付いていないものには購入時に付属しませんので注意しましょう。
自転車を漕ぐために必要なペダルがなぜ別売り・・・?とても不思議に思えるし、驚きます。しかし、ペダルが別売りなのにはちゃんとした理由があるのです。
ロードバイクでは普通のシティサイクルに付いているようなフラットペダル(ノーマルペダル)ではなく、スキー板のように足先側をクリートと呼ばれる小さな器具で固定するビンディングペダルというものが主流となっています。
ビンディングペダルのメーカーでも互換性が無い場合がほとんどですので、すでに持っているビンディングシューズ(+クリート)と規格が合わないペダルが付属してきても意味がありません。またはフラットペダルが付いてきても、「いらないよ」ということになるため、ペダルは別売りになっているのです。
ほとんどのロードバイクメーカーブランドは、ロード乗りはすでにペダル(シューズ)を持っているを前提としているのです。つまり「ペダルは別売りだから自分で用意して、どうぞ」というわけです。ただ、低価格帯の入門ロードバイクには安物のフラットペダルが取り付けられていることはあります。
当然、ペダルの無い自転車には乗ることが出来ませんから、はじめて車体を買う時に一緒に購入しましょう。特に通信販売でロードバイクを買う場合は注意しなければなりません。
「普通、自転車にはペダルが付いているのが当たり前」と思いこみ、巨大なダンボールで届いたロードバイクをワクワクしながら組み立てたら、ペダルが付いてこなくて別途購入する羽目になった、なんてことはよくあるのです。なので通信販売では、べダルが別売りなのかどうかをスペック表などでしっかり確認し、必要ならば車体と一緒にペダルも選ぶことが大切です。
もちろん、別売りということはペダルに関連する金額を車体以外の予算として入れる必要があります。
ロードバイクにつけることができるペダルは大きく分けてフラットペダルとビンディングペダルになりますが、さらに詳細に分けると選択肢は以下のようになります。
○両面ノーマルフラットペダル
これはシティサイクルに付いているような一般的なペダルです。
○トークリップ対応ペダル+トークリップ+トーストラップ
足先側を金具とストラップで固定します。スリッパのような感じです。
取り付けにはペダル側に取付穴が開いている必要があります。取り付け穴の無いペダルには取り付けできません。
○トークリップ対応ペダル+ハーフクリップ
足先側に金具を取り付けます。ちなみにトークリップとハーフクリップの違いはストラップを取り付けられるかどうかの違いです。
取り付けにはペダル側に取付穴が開いている必要があります。取り付け穴の無いペダルには取り付けできません。
○純ロード用ビンディングペダル
クリートがむき出しになっているので歩行は困難です。
※専用のクリートとシューズが必要です。
○MTB用ビンディングペダル
クリートは靴のソール内におさまるので歩くことができます。
※専用のクリートとシューズが必要です。
○片面ビンディングペダル
片面はビンディングで固定でき、裏側はスニーカーでもこげるフラットタイプ。ビンディング初心者に最適です。
※専用のクリートとシューズが必要です。
○ワイドストラップ
フラットペダルに幅の広いストラップを取り付けます。サンダルのような感じです。
上に述べたとおりですがビンディングには専用シューズが必要です。ビンディングペダルと専用シューズはセットで買いましょう。できればペダルとシューズは同じメーカーのものを選びますと細かいサイズやフィッティングの状況が良いという理由でお勧めします。適正サイズに関してや相性に関することなどを実店舗の店員と相談して購入することをおすすめします。