ロードレースと競輪の違いとは
自転車競技の中にも、様々な種類のレースがあります。そしてそれぞれの競技で使用する自転車も違います。例えばロードレースと競輪でも様々な違いがあります。
一般的にロードレースではロードバイクと呼ばれる自転車を使用し、競技時間は数時間から何日もかけて行われる大会まで様々です。個人で競う大会もあれば、チームで競う大会もあり、選手全員が一斉にスタートする大会や一定間隔でスタートする大会まで競技方法も違います。競輪との大きな違いは、自転車で走る距離でしょう。長いレースであれば、一日で300キロ近くになる大会もあります。そのためロードレースでは持久力が求められます。プロのロードレースになると、チームが1部リーグ、2部リーグなどに属して競うため、参加可能なレースと不可能なレースがあります。
一方で競輪は、競輪学校を卒業したプロ、つまり競輪選手が競輪場で競いあう自転車競技です。ロードレースと違い、競技時間は3分程度です。しかし短時間のうちに、いろいろな駆け引きや位置取りなどもあるため、頭脳戦ともいわれる自転車競技です。またロードレースよりも瞬発力が必要とされる競技です。競技で使用する自転車の種類も違い、ピストレーサーと呼ばれる自転車を使用します。車輪の直径やギア比など、細かい部分まで規制されています。競輪選手の年俸(賞金)は数千、数億になることもあり、自転車競技の中では非常に高い年俸を獲得することができる競技です。