ロードバイクを売るときの3つの注意点
ロードバイクを売るときにはできるだけ高く売るための準備や心構えだけでなく、問題なく売るためのポイントも踏まえておく必要があります。バイクや自動車を売るときほど面倒な手続きはありませんが、自転車ならではの注意点もあるのです。
1.防犯登録を抹消する
まず最大のポイントは防犯登録の抹消です。一般の自転車を売却する機会はあまりないため、自分で防犯登録を抹消したことがない人も多いはず。しかし防犯登録は盗難を防ぐために所有者を確定するためのものです。ですからもし防犯登録を抹消しないまま売ってしまうと購入した人が防犯登録のチェックを受けたときにあらぬ疑いをかけられてしまうことになりかねません。
ロードバイクの売買を扱っているお店ではこの防犯登録の抹消を代行してくれる場合もありますが、自分でやっておくとより確実ですし、ネットオークションなどで売る場合には自分での手続きが必須です。
この防犯登録は個人情報の一種ですから、抹消も本人が行う必要があります。先述した店舗に代行してもらう場合には委任状などの用意・記入が求められます。防犯登録の抹消の仕方についてはこちらの記事を参照してください。
2.自転車保険を解約する(今後乗らない場合)
近年になって重要なポイントとなってきたのが自転車保険の解約です。自治体によっては自転車保険を義務付けるケースも増えていますし、とくにロードバイクでツーリンを楽しんでいる人にとっては必須のものといえるでしょう。
この自転車保険に関しては、今後もロードバイクに乗るつもりがあるかどうかによって解約する必要があるかどうかが異なってきます。もうロードバイクはやめて普通の自転車に乗ることにする場合には、解約して別の自転車保険に加入した方がよいでしょう。一方新しいロードバイクに乗り換える場合にはそのまま継続しても問題ありません。
3.譲渡証明書を準備(必要な場合)
もうひとつ、ネットオークションをはじめ個人間でロードバイクを売却(譲渡)する場合には譲渡証明書を準備する必要があります。あまり知られていない部分ですが、これを用意しておかないと譲り受けた側が新しく防犯登録ができないのです。
これは譲り渡す側が作成・記入するもので、とくに決められたフォーマットは用意されていません。必ず「譲渡証」と冒頭に書くこと、そのうえでロードバイクを「誰に」「いつ」譲り渡したかを明確した文章を書きます。そして最後に自分の住所・氏名・電話番号、ロードバイクの登録番号を記入、印鑑を押印します。
このようにロードバイクを売却する際には事前に用意しておくべきもの、行っておくべき手続きもあるので忘れないようにしましょう。