ハイコーキ D10VH2ドリルチャックの外し方、交換方法
10年以上使用してきた日立工機ドリル(D10VH)の内部にあるスイッチコントロールのところから煙が出てきて、スピードの調整ができなくなり壊れてしまった。
同じモデルを買い替えようとしたところ、「HITACHI D10VH」は現在生産終了となっているみたいなので、後継機である「HiKOKI D10VH2」を購入。
しかし新しいモデルではキー付きドリルチャックが最初から取り付けられており、このままではドリルの付け外しに手前がかかるので、以前のモデルで使用していたキーレスチャックに交換することにしました。
たたし、重くなるんですけどね
- キー付きドリルチャック・・・約154g
- キーレスチャック・・・約178g
ドリルチャックの交換に必要な道具は「6か8mmの六角棒レンチと厚みが3mmほどの薄口14スパナ」です。
チャックとマウントの隙間は狭く、一般的なスパナは入りません。薄型のスパナを用意できなければ、不要な14スパナをグラインダーで削り、薄くしてもいいでしょう。
このKTCのスパナは薄口であるものの、厚みが4mmでギリギリ入らなかったのでグラインダーで表面を削り、約3.5mmほどに調整しました。
チャックに六角棒レンチをしっかりとかませて、チャックの根元に薄型スパナをかけて、それを床に当てます。そして、ネジが緩む方向に六角棒レンチを回します。
かなり固く締まっていますので六角棒レンチにパイプなどを継ぎ足して延長させるとトルクが上がって緩めやすくなるかと思います。プラスチックハンマーで叩くのも良いでしょう。
チャックマウントのネジは3/8UNFで、正ネジです。
以前ドリルチャックを外そうとしてネットで調べてみたとき、他の修理ブログのほうでは、ここが逆ネジと説明されていますが、それは間違いです。
逆ネジかと思って屁が出そうになるくらい思いっきり力を入れても全然回らず、逆に締まったような感じがしたので、正ネジの方向で緩めてみたところ、なんとか外れました。
申し訳ないがワザップはNG。
ただ、チャックの内部奥に固定ネジ(プラスかマイナス)が付けられているタイプの電気ドリルがあります。そこのネジであれば逆ネジ(左ねじ)です。左ねじなら、右回しで緩みます。
このドリルは固定ネジのあるタイプではありません。
外れたあとはキーレスチャックを取り付け、外すときと同じ要領で時計回りに締め付けます。
これでOK。
ハイコーキ D10VH2ドリルチャックの交換完了。
実際に作業を行う際には、くれぐれも怪我にはご注意ください。無理なことをしようとすると工具をいためる可能性がありますので、自己責任でお願いいたします。