陰陽という考え方(陰陽説)
「陰陽」は、風水の基本となる思想のひとつです。
世の中に存在するものすべてが「陰」と「陽」に分けられるという考え方で、これを「陰陽説」といいます。
例を挙げると、
という具合です。
例の表を見てもらっても分かるように、それぞれ正反対の性質を持っています。
「陰」と「陽」は複雑にからみ合い、対立しつつ、お互いを補い合っています。ですから、どちらか一方が欠けてはいけません。
性質の違う2つのものがからみ合うバランスによって、物事は調和しているのです。
風水では、この「陰陽」を状況に合わせて使い分け、バランスよく取り入れ、物事の調和を目指しています。
また、陰陽の気は一定ではなく、流動的に動いているので、「完全な陰」や「完全な陽」というものは存在しないのです。
昼にも暗い場所はありますし、夜にも明るい場所はありますよね?
「陰」の中にも「陽を含む陰」があり、「陽」の中にも「陰を含む陽」があるのです。