【SFCゲーム】シャイニングスコーピオン紹介:リメイクやSwitch配信の可能性は?
スーパーファミコンの伝説のゲーム「シャイニングスコーピオン」について詳しく紹介
目次
作品概要
「ミニ四駆シャイニングスコーピオン レッツ&ゴー!!」は、1996年12月20日にアスキーより発売されたスーパーファミコンのゲームであり、略称は「シャイスコ」。SFC最後のヒット作といわれ、約70万本を売り上げています。
「コロコロコミック」で連載され、第2次ミニ四駆ブームを牽引した、こしたてつひろ著「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の初のゲーム化作品。原作とアニメ後期の要素を取り入れ、国内編までのストーリーを基にしています。パラレルワールドなので、主人公はオリジナルキャラクターとして登場します。また、時期的にJもいるはずだが本作にはなぜか登場しません。ストーリーに絡ませずらかったのだろうか。
ゲームジャンルとしてはシミュレーションRPGとされており、主人公がミニ四駆の様々なパーツを購入してマシンのセッティング、改造、メンテナンスを行い、ストーリーを進めながらレースに挑戦します。新しいパーツを買うためのポイントは街中でのレース勝利で獲得し、新しいパーツと交換していきます。この競争シミュレーションは「ダービースタリオン」に似ており、さらに登場するグレードアップパーツは実際のタミヤから発売されているものと同じで、価格も現実に準拠しています(ゲーム内の1P=10円)。マンガやアニメのような必殺技などはなく、本作は本格的なミニ四駆シミュレーターゲームといえるでしょう。
「ミニ四駆シャイニングスコーピオン」は、1996年4月号の「コロコロコミック」にて初めて情報が公開されました。その後、「ファミ通ブロス」でも同年5月号に発売前情報が掲載。
このゲームは開発段階では「ミニ四駆スタリオン」という仮称がつけられており、1996年7月号のコロコロコミックの表紙では「ミニ四駆スタリオン」として記載されていますが、誌面内で正式タイトルが「ミニ四駆シャイニングスコーピオン」に決定したことが発表されました。以降、8月号からはコロコロコミックとファミ通ブロスの両誌で「ミニ四駆シャイニングスコーピオン」として表記されるようになります。
コロコロコミックの「期待しているゲームランキング」では、なんとあのスーパーマリオ64を抑え、常に1位を獲得するほどの注目を集めていましたね。
なお、発売予定日は当初12月6日とされていましたが、12月20日に延期されて発売されたためか、途中で仕様変更されたと思しき箇所も多いのです。
実際、当時のゲーム雑誌に載っていたプレイ画面のスクショは実物とは異なる箇所が多く、製品版では影も形もないようなプレイ画面が紹介されていました。
参照元:コロコロオンライン
主人公機であるシャイニングスコーピオンは、この作品で初登場。このゲームのために考案された設定として、「シャイニングスコーピオンは速度によってカラーリングが青から徐々に赤に変化」という特徴を持っています。このマシンは後に漫画やアニメ本編にも登場しました。
本ソフトの初回特典として、パールホワイトカラーのボディが付属する限定版が発売。当時は未発売で幻のマシンとされていたシャイニングスコーピオンは、この限定ボディの登場によりミニ四駆ブームの中で大きな熱狂を巻き起こしました。ゲームの予約者にはさらに、ゴールドメッキのシャイニングスコーピオンのボディもプレゼントされています。その後、シャイニングスコーピオンは1997年3月にスーパー1シャーシのマシンとして一般販売されました。ボディの色はピュアホワイトであり、限定版ボディの希少性を考慮したものとなりました。これらの状況から、スコーピオンには特別な思い入れを持つファンも多く存在するでしょう。
シャイニングスコーピオンのCM動画(Youtube)
CMナレーションに古谷徹が担当する、初期CMも存在。
パッケージには、何を思ったのか「烈と豪は入っていません」と当たり前のことが書かれています。
なお、初回限定版のうち、初期出荷のものは「烈と豪は入っていません」の下の「シャーシはついていません」が、「シャーシはつていません」と誤植表記となっています。
なぜかこのゲーム自体のWikipediaのページは存在しません。関連するゲームとして『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』のWikipediaページにこのゲームに関してのわずかな記述があるのみです。
ソフト情報、リメイク情報
タイトル:ミニ四駆シャイニングスコーピオン レッツ&ゴー!!
ジャンル:シュミレーションRPG
対応機種:スーパーファミコン(SFC)
開発元:キッド
発売元:アスキー
人数:1人
原作:こしたてつひろ著 「爆走兄弟レッツ&ゴー!! 」(漫画コロコロコミックス 1994年)
発売日:1996年12月20日
定価:8800円(税抜き)
型番:SHVC-A4WJ-JPN
カートリッジ:特殊チップのSA-1採用。レトロフリークの公式サイトにある「動作に問題のあるゲームリスト」の中に、カートリッジへのセーブデータの書き出しに失敗するソフトとして、本作が挙げられています。プレイ自体は問題ありません。
さて、本記事のタイトルにもあるように
「ミニ四駆シャイニングスコ―ピオン レッツ&ゴー!!」のリメイクやSwitchでの配信はどうなのかというと
現在残念ながらありません。
今だとマシンパスワードの入力も不要そうだし、対戦できれば面白そうなのに・・・。
Switch Onlineで配信、もしくはリメイク出して、どうぞ(届かぬ思い)
今、シャイニングスコーピオンをやりたくなったら、実機よりもどこでもセーブや裏技コードが使用できる、レトロフリークでのプレイが最適解といえるでしょう。
登場人物紹介
このゲームの主人公。ミニ四駆を始めたばかりで、噂の模型店へと足を運ぶ。タミヤのロゴ入りの白い帽子とシャツを着用。常にレーサーズボックスを持っている。土屋博士にミニ四駆の才能を見いだされ、シャイニングスコーピオンを託される。
星馬兄弟の兄で、原作の主人公の1人。小学5年生。原作でのSGJCチャンピオン。普段は落ち着いた性格で、理論派で冷静な判断力を持っている。愛用するソニックはコーナー重視のマシン。
<歴代使用マシン>
スーパーアスチュートJr.
ソニックセイバー
バンガードソニック
ハリケーンソニック
バスターソニック
ブリッツアーソニック
ロデオソニック
Gブラストソニック
原作主人公の1人で、星馬兄弟の弟。小学4年生。とにかく元気な少年で、頭で考えるよりも先に体が動く典型的な熱血漢。そんな性格を体現するかのごとく、愛用するマグナムはストレート重視のマシン。
<歴代使用マシン>
マンタレイJr.
マグナムセイバー
ビクトリーマグナム
サイクロンマグナム
ビートマグナム
ライトニングマグナム
バイソンマグナム
小学4年生。三国コンツェルンの御曹司。かなりのお調子者で「~でゲス」が口癖。豪たちのライバルであり、チームメイトでもあるが、シナリオが進むにつれて徐々に強力なライバルが増えていくためか、終盤ではいつしか空気化。使用マシンはスピンコブラでコーナリング重視の走りを得意としている。
<歴代使用マシン>
スピンアックス
スピンコブラ
スピンバイパー
小学6年生。星馬兄弟のライバルとして登場した少年。トラック運転手の父親のかわりに、弟の二郎丸の面倒をみている。ライバルの中でもピカイチの実力を持つ少年で、情にもあつい硬派レーサー。マシンはネオトライダガーZMCで加速重視。
<歴代使用マシン>
トライダガーX
ネオトライダガーZMC
ライジングトリガー
トライダガーWX
リョウの弟で小学2年生。兄のことが大好きで尊敬している。語尾に「ダス」をつけることが特徴で、豪からは「だすだす野郎」と呼ばれることもある。使用マシンはセイバー600を自分用に改造した「二郎丸スペシャル」であるが、今作では青色のセイバー600で自由参加レースに登場するぞ。
星馬兄弟の友人で、眼鏡をかけた小柄な少年。性格は温和だがウィンターレースで優勝するほどの実力を持っている。名前の由来は、原作者こしたてつひろから。初期の名前は「アバンテまこと」たが、シリーズの途中で戸籍名が公開され、「こひろまこと」に変わった。おとなしいけどテクはある(意味深)
<歴代使用マシン>
アバンテ2001
セイバー600
星馬兄弟たちの少し口の悪いライバル。優れた腕前を持つが手段を選ばない性格で、危険なマシンの改造や卑怯な行為で他のマシンを傷つけていたりした。アニメ版では帰国後、改心して正統派レーサーに転身。製作時期的にアニメで会心する前の状態なので、原作通りの傲慢な性格。ただし、今作ではバトルレースは仕掛けてこない。かませ犬である。
<歴代使用マシン>
ブラックセイバー
星馬兄弟たちにマシンを与え、彼らがミニ四駆レーサーとして成長していく姿を見守るミニ四駆の開発者。ダウンフォース厨で手首が太い。かつては大神博士と一緒に岡田鉄心のもとでミニ四駆開発に勤しんでいたが、大神と意見が食い違い、袂を分かった。実は、タミヤでミニ四駆開発を行った実在の人物である土屋博嗣(つちやひろつぐ)氏がモデルとなっているキャラクターだが、登場人物としての土屋博士の本名は作中では明かされていない。
陶芸家でちょっと変わり者でとぼけた性格だけど、ミニ四駆開発者で、土屋博士と大神博士の師匠であった。世界各国を回って、新素材の研究を行い、高い硬度と柔軟性を併せ持った新素材「ZMC(ズィーエムシー)」を生み出した人物。シャイニングスコーピオンはこのZMC素材を初めて採用したミニ四駆。
ミニ四駆レースで実況兼司会を務める。本名は杉山闘士。熱血漢で、熱い実況でレースを盛り上げるのだが、語彙力が低すぎて同じセリフを何度も繰り返すことが多い。主人公の往くところ、どこにでも現れる。立体交差がお気に入りらしいが波乱は起きない。ちなみに原作でのシャイニングスコーピオンの試作モデル所有者である。
佐上模型店の店長で、ジュンの父親。ミニ四レーサーたちに理解のある優しいオジサンで、ドット絵だと、マリオによく似ている。マンマ・ミーア!
タモツの娘で、佐上模型店の看板娘。星馬兄弟とは幼馴染であり、豪のクラスメイトでもある。野球好きで、烈と豪の影響でミニ四駆も始めるが、よく理解していないみたい。SGJCまで勝ち進んだ主人公に対して、色目を使ってくる。かわいい。
<歴代使用マシン>
ワイルドホームラン
ホームランマンタレイ
かつては岡田鉄心のもとで土屋博士と共にミニ四駆の開発に従事していた。バトルマシンの開発に情熱を傾け、レースよりも相手を破壊することに焦点を当てており、ミニ四駆は強さがすべてだという考え。土屋博士とは主義の違いから対立していて仲は悪い。
大神3人衆のうちの1人。
空気の刃でライバルを切り刻むビークスパイダーの使い手。 以前リョウにレースで負けている。右手にはビークスパイダーをキャッチするためのグローブを装着している。
<使用マシン>
ビークスパイダー
大神3人衆のうちの1人。重いボディーでライバルをふみつぶすブロッケンギガントの使い手。体格のいい大男だが、精神的にはまだ子供で、つねに懐にペロペロキャンディを忍ばせている。ことあるごとに舐めており、気に入らないことがあると噛み砕く癖がある。
<使用マシン>
ブロッケンギガント
大神3人衆のうちの1人。レイの指輪から放たれるレーザー光線を追尾し、ZMCの針でライバルを突き刺すレイスティンガーの使い手。見た目は中性的だが、その性格は3人のなかでもとくに残忍で狡猾。勝つためなら手段を選ばないことを信条としている。大神軍団側では唯一最終決戦に進出。
<使用マシン>
レイスティンガー
このゲームのストーリー
ミニ四駆を始めたばかりの主人公は、「すごいミニ四レーサーが集まる店」という噂をきいて朝日町にある佐上模型店を訪れ、そこで星馬兄弟と出会う。
当初はセイバー600のマシンを使用していたが、黒沢とのタイマンレースに勝利したことで、その才能を土屋博士に見込まれ、謎のボディ「シャイニングスコーピオン」を託される。
多くの仲間やライバルと出会い、自分も彼らのようなレーサーを目指していくために各地の模型店のコースで練習走行を積み重ねてセッティングの技術を磨き、季節大会での上位入賞を目指し激しいレースを繰り広げていく。
最終的には国内最速のレーサーを決める「S.G.J.C」、「スーパー グレート ジャパン カップ」という、まるで小学生が好きそうな言葉詰め込みハッピーセットな名前の大会に挑戦し優勝を目指す。
このゲームの特徴
マシンを自分好みにセッティングしたあとにレースに出場し、Aボタンをタイミングよく押してマシンをスタートさせてからはすべて自動でレースは進んでいく。レース中は基本的に見てるだけであり、能動的に介入できる要素はない。たとえば、ボタンを押してブーストをかけたり、必殺技を発動させたりもできない。もちろんミニ四駆を操作できたりもしない。なので、レース画面をミニ四ファイターの実況と共に勝負の行く末を見守る形式のゲームになる。
レース中にはトップのマシンにのみカメラが固定され、2位以下のマシンが画面から見えなくなることがあるため、どのマシンが今どこを走っているかが分からない。また、ミニ四ファイターの実況のセリフのレパートリーが少なく、レースシーンが飽きがちで退屈に感じることがある。なお、スキップは自分のマシンがリタイヤ時には可能であるが、早送り機能はない。
BGMについては概ね良い感じである。個人的に好きなBGMはオープニングとセッティングと公式レースの曲。なかでも、公式大会レース用のBGMは秀逸で、人気が高く神曲といわれる。伸びやかな主旋律、小気味良いドラム、低音のベースがテンションが上がる。フリーバトルのときもこの曲だったらいいんだけど、惜しかった。
このゲームは、システム面はかなり凝っていてミニ四駆の仕組みに対して恐ろしくリアル志向となっている。パーツごとの性能差はもちろん、ローラーには抵抗値、ボディには空気抵抗、ギヤ比など各要素が事細かく設定されている。またコースアウトを防ぐパーツによってコースアウトする確率を下げることもできる。レース中のマシンは適当に走っているように見えるが、実際には相応の物理演算が組み込まれ、バッテリーの出力からモーターの回転数、使用するホイールとタイヤの大きさ・種類に至るまで考慮されているようである。
本作には隠しパラメーターで「熟練度」というものが存在する。これは主人公の経験値のようなものであり、レースでの勝利、マシンの改造・メンテナンス、イベントによって上がる。熟練度が上がることによりシャイニングスコーピオンのカラーリングが青から赤に変化しやすくなり、マシンのスピードもアップする。
さらに、モーターには「ピーク」があり、モーターは新品状態よりも少し消耗しているときの方が回転数とトルクが上昇する。ピークになるとそれだけでやたらと速くなるのである。
あとはメンテナンスでの「ブレークイン」も大切で、モーターはブレークインされていなければ本来の性能を発揮できないだけでなく、レース途中で失速するため、ブレークインは必ず行わなければならない。これはゲームのチュートリアルで作業させるべきだった。初見でシャイスコの実況配信をされている方のほとんどがブレークインが何なのかを分からないまま進めてしまい、序盤からつまずいている。
熟練度やモーターピークといった重要な要素が説明書では触れられていないことに加え、各パーツの性能についてのゲーム内での説明は抽象的である。マスクデータというかファジーパラメータになっているため、実際のパーツの性能も購入して走らせて試してみることでしか確認できず、ゲームのストーリーを進めるためにはいろいろと試行錯誤が不可欠。セッティングの細かさと自由度の割にはヒントやアドバイスが少なく、横文字も多いので、攻略サイトの利用やデータ解析を考慮しないと、なかなかに難しい。
このゲームではお金という概念はなく、パーツポイントというものが模型店レースでの上位入賞によって貰え、ミニ四レーサーはそのポイントを消費してパーツと交換するという仕組みになっている。必要のないパーツを売ることは出来ないうえ、パーツは一部を除いて消耗品であるため、レースに負け続けてパーツが劣化して速度が落ちると交換したいパーツを買うためのポイントを稼げなくなってしまうという悪循環に陥りやすく、最終的には詰んでしまう可能性がある。適切なセッティングについても、当時はインターネットが普及していなかったため、攻略本を買うか、友達に聞くしかなく「詰んだ」人が多かった。
ええ、私がそうでした。
よく詰むポイントとしては以下が挙げられる。
◯ ゲームセンター藤吉レースでの規定タイムをクリアできない→(考えられる要因:モーターのブレークインがされてない、ナローワンウェイホイールを装備していない、スーパーカウンターギヤを装備していない)
◯ スプリングレース予選を突破できない
→(考えられる要因:ナローワンウェイホイールを装備していない、スーパーカウンターギヤを装備していない、モーターが劣化状態になっている)
◯ 共通予選の規定タイムをクリアできず、空風村から出られなくなる
特に詰みやすいのは、サマーレースとオータムレースの出場権が得られなかった場合に参加する「共通予選」。規定タイム内にゴールすればクリアとなるが、共通予選への参加が決まると他の町に行けなくなり、負けが込むと状況を立て直すことが難しくなる。
サマーレースの予選の場合は、2分の1の確率でイベントが発生すると自動的に通過となるのだが、オータムレースの予選のときはイベントは発生しなくなっているので実力でタイムをクリアしなければならない。模型店のレースでポイントを稼ぐことは可能だが、1位の獲得ポイントがわずか15であり、加えてパーツの劣化(特にモーター)がひどくなっているとこのレースでも上位に入るのが厳しくなるため、ジリ貧の状態に陥りやすい。
では詰んでしまったとき、また最初からプレイし直さなければならないのかというと、そんなことはない。
とある裏技が救済措置として存在するため、完全に詰むことはないのである。しかし当然ながら説明書には載っていないので、そもそも裏技の存在を知らなければどうしようもない。さらに、その裏技は成功させるのがとても難しい。
70万本も売り上げたゲームなので、本作を知っている人は多くても、「クリアできた」という小学生は当時少なかったことだろう。なので子供の頃クリアできなかったゲームのひとつとしてシャイニングスコーピオンが挙げられることが多い。
シャイニングスコーピオンは低年齢向けの作品でありながら、結構難易度が高くて、ほとんどのプレイヤーは挫折したはず。難易度の高さから、当時多くの人が投げ出してしまったゲームでもある。そこで、当サイトではシャイニングスコーピオンの攻略情報を提供して、プレイヤーたちの手助けになりたいと思っている。大人になった今こそ、幼き頃のあの挑戦を思い出しながら、このゲームにリベンジしてみてほしい。見た目はカジュアルだけど、全体的には硬派なゲームバランスを誇っていて、ミニ四駆ならではの奥深さを感じることができるだろう。
youtubeのミニ四駆チャンネルにてシャイニングスコーピオンの開発者コメント動画が投稿されています。
「ミニ四駆シャイニングスコーピオン レッツ&ゴー!!」。 発売から約28年が過ぎた今、語られる貴重な裏話が公開されました。
フリーバトルモードについて
他の人のマシンとフリーバトルを楽しむには、ストーリーモードで入手した「パスワード」か、「ターボファイルツイン」の2つの方法があります。
パスワードを使用する場合は、S.G.J.C.の車検後に入手できるパスワードを入力する必要があり、正しくパスワードを入力すると、登録車の「パスワード車」に相手のマシンが登場します。
ターボファイルツインを使用する場合は、ゲームモード選択画面で「フリーバトルモード」を選択する前に、使いたいマシンを「車データーセーブ」しておきます。その後、「車データーロード」で選んだマシンのファイルをロードすると、相手のマシンが登場します。
※登録できる友達のマシンは最大4台まで。
※登録したマシンを消去するには、消したいマシンを選択してBボタンを押します。すると初期のライバルマシンが表示されて元に戻ります。消したマシンは再度パスワードやターボファイルを使用して登録する必要があります。
フリーバトルで遊ぶためには、まずは走らせたいマシンを登録車の中から出走させたいマシンを各コースごとに選択し、出走車の場所に登録します。そして、スタートボタンを押すとコース選択画面に移行します。
コース選択画面では、全12種類のコースが存在しますが、セーブデータ内のストーリーモードで走ったことのあるコースのみ利用可能です。システムデータのようなセーブデータはないため、該当するセーブデータを消去すると、走行可能のコースのフラグも失われます。
フリーバトルではマシンが自動スタートするため、ボタンを押す必要はありません。なので、フライングの心配もいりません。
ちなみに、私自身も未検証ですが「ミニ四駆シャイニングスコーピオン レッツ&ゴー!!」では、「スーパーマルチタップ」を使用することで最大13人でのプレイが可能という都市伝説があります。この方法によるプレイではソフトの想定を大幅に越え、効果音がバグり、悲鳴や泣き声のように聞こえるようになるとされています。しかしながら、同時に13人もの大人数が同じ画面でこのゲームをプレイする必要性はあるのかといったら、正直微妙である、そもそもマルチタップとコントローラーを揃えることだけでも大変だが最大の難関はあと12人友達を集められるかだろう。
ゲームの操作方法とセーブ・ロードの仕方
十字キー:キャラクター移動/カーソル・カテゴリー移動
Aボタン:決定/メッセージ送り
Bボタン:キャンセル/前の画面に戻る
Xボタン:名前入力時のみ使用
Yボタン:セッティング画面への切り替え/名前入力時のみ使用
Lボタン:カーソルの左移動
Rボタン:カーソルの右移動
セレクトボタン:入力文字種類の切り替え
スタートボタン:最終決定
名前入力時の場合
十字キー:文字カーソル移動
Aボタン:文字決定
Bボタン:1文字戻る/削除
Xボタン:半濁点
Yボタン:濁点
Lボタン:名前カーソル左移動
Rボタン:名前カーソル右移動
セレクトボタン:入力文字種類の切り替え
スタートボタン:入力設定終了
セーブは、ストーリーモードでの各模型店で行うことができる。セーブデータは2つまで。ロードは、ストーリーモードの自分の名前を選べばOK。
<オプション設定について>
オプション画面では、メッセージスピードの調整や音声設定(ステレオ・モノラル)、セーブデータの消去、フリーバトルタイムレコードの消去ができます。
エンディングスタッフロール情報
シャイニングスコーピオンスタッフ
<ディレクター>
久島 一仁
佐藤 高一
<コロコロコミック>
久保 雅一
佐上 靖之
<田宮模型>
土屋 博嗣
<スーパーバイザー>
吉川兆二
<ゲームデザイン>
G.M.C NYA23
小宮 和孝
<ソフトウェア>
赤りぼん75
前嶋 潤
<グラフィックデザイン>
うえぴー
おこりんぼ
中村 ちづこ
青木 幸久
飯村 正宏
とよだP
ちゃーめい黒田
飯塚 一裕
北島 和彦
伊藤 久仁
石川 幸生
大西 真人
小倉 久和
中島 和恵
穂積さやか
加藤 有美
<3Dグラフィックデザイン>
伊藤 久仁
亀谷 恒治
根岸 秀行
伸原さん
<サウンド>
塩田 信之
<パッケージグループ>
おおぬま りゅういち
たなか りょうた
タケダ ヒロコ
ふぢわら いくこ
いけだ まさてる
<品質管理グループ>
関野 武志
<エグゼクティブプロデューサー>
廣瀬 禎彦
<プロデューサー>
金田 剛
<>スペシャルサンクス
松尾 宏之
長田 信彦
実川 信行
<テストプレイヤー>
堤 敦
渡辺 真
永峯 大
菅沼 直人
はらだ りゅういち
もとはし ぷーたろー
みやた まこと
佐々木 優太+加藤 理
とくだくん
にしがき
くらみ
たける
門田くん
きたくのきただなおきどの
マグロ西條
周辺機器(ターボファイルツイン&アスキーグリップ)
ターボファイルツイン(Turbo File Twin)は、1994年にアスキーが発売したデータ保存装置です。
ターボファイル側のスイッチ切り替えにより、スーパーターボファイルモードとターボファイルモードの2つのモードを切り換えることが可能。左のスイッチはバンクセレクトスイッチ。右のスイッチはプロテクトスイッチとなります。
スーパーターボファイル(STF)モードでは、容量次第でデータを複数保存可能。ゲームごとにデータの一部分だけを小分けに保存することもできます。
ターボファイル(TF)モードでは、従来と同じく、ターボファイル側のスイッチ操作によるバンク切り換え方式となります。バンク数はターボファイルIIと同様4バンク。ただし、ファミコンと接続することは不可能なので、スーパーファミコンの対応ソフトにしか使用できません。
「ミニ四駆シャイニングスコーピオン レッツ&ゴー!!」ではスーパーターボファイルモードにのみ対応しており、ターボファイルツインを接続するとゲームモード選択画面でターボファイルの項目が表示されます。
ゲームセーブ・ロード (ファイル名SHINING)
ゲームのセーブデータをターボファイルにセーブまたはロードできます。
車データーセーブ・ロード (ファイル名MACHINE)
自分のセッティングしたマシンをターボファイルにセーブまたはロードできます。
さらに、ターボファイル内のセーブデータを削除したい場合は、ファイル削除を選択します。
※コードの抜き差しは、スーパーファミコン本体の電源を切ってから行うようにしましょう。
スーパーファミコン専用 バッテリーバックアップメモリー ターボファイルツイン 標準小売価格7,500円(税別) @ASCII Corp.
「アスキーグリップ」はスーパーファミコン用コントローラーで、片手で操作することに特化したデバイスです。左右どちらの手でもプレイ可能で、1.5メートルのケーブル長があり、空いた片手を使ってメモを取ったり、飲み物を飲んだりできます。人差し指と親指での操作が可能ですので、怪我の際にも使えます。連射は不可能なのでアクションやシューティングには向きませんが、ロールプレイングやシミュレーションに適しているので「ミニ四駆シャイニングスコーピオン」の操作に最適。
アスキーが開発したデジタル入力デバイスとして、アスキーグリップは革新的な試みでしたが、普及には至りませんでした。そのアイデアとコンセプトは今後の入力デバイスに影響を与えているといえるでしょう。
ちなみに初回特典にはダービースタリオンの記録シートとニックス配合表が付属しています。
スーパーファミコン用 片手コントローラ アスキーグリップ 標準小売価格2,480円(税別) @ASCII Corp.
ROM情報
ROM Information
GameTitle:Mini Yonku Shining Scorpion – Let’s & Go!!
Country:Japan
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ROM Speed:200ns (SlowROM)
ROM Size:32 Mb
ROM Bank:LoROM
ROM Type:SA-1 + Battery
SRAM Size:256 Kb
Internal Title:SHINING SCORPION