SFC ミニ四駆シャイニングスコーピオン タイヤバグ解説まとめ
SFCシャイニングスコーピオンの「タイヤバグ」とは、特定の条件を満たしたセッティングをするとマシンが異常に速くなるバグであり、干しタイヤバグともいわれます。タイヤバグを利用すればストーリー上本来勝てない相手に勝利できたりしちゃいますので攻略にも役立つでしょう。
ここでは発生条件やボディと重量の関連性をまとめています。他の裏技についてはこちら
タイヤバグの発生条件
タイヤバグのセッティングやり方・発生条件は以下のとおりです。
- 装備しているフロント・リヤーのタイヤが「ノーマルタイヤ」であること ※1
- ノーマルタイヤの消耗度が前後合計で「0x82以上」あること ※2
- マシンの重量が各ボディ「発生分岐点」を超えていること ※3
※1 タイヤ幅は関係ありません。
※2 組み合わせでいうと消耗度が0x41と0x41でタイヤバグが発生することになります。もちろん合計なので、前のノーマルタイヤが0x82以上で後ろが新品でも条件を満たします。0x82よりさらに消耗させてもマシンの速さは変わりません。なお、タイヤバグで有効でない場合はタイヤの消耗度は少ないほうが速いです。
消耗度0x41というと耐久度バーの減りは下の画像のところです。タイヤグラフィックの中心あたりですね。
※3 ボディによってタイヤバグに必要なマシン重量が異なります。以下の表をご覧ください。
タイヤバグが発生するマシン重量表(ボディ別)
タイヤバグ発生分岐点、減速分岐点を16進数メモリ値とグラムで示す。1g単位で調査しました。
ボディ種類 | 発生分岐点 | 減速分岐点 |
ゴールドスコーピオン | 0x780=192g | 0x910=232g |
トライダガーZMC | 0x6E0=176g | 0x870=216g |
サイクロンマグナム | 0x690=168g | 0x820=208g |
シャイニングスコーピオン | 0x640=160g | 0x820=208g |
レイスティンガー | 0x5F0=152g | 0x7D0=200g |
ブロッケンギガント | 0x5A0=144g | 0x780=192g |
ハリケーンソニック | 0x550=136g | 0x730=184g |
スピンコブラ | 0x500=128g | 0x6E0=176g |
ビークスパイダー | 0x500=128g | 0x6E0=176g |
セイバー600 | 0x4B0=120g | 0x690=168g |
タイヤバグに必要なマシン重量が、発生分岐点のところです。ボディの種類によって全然違うことが分かります。たとえばゴールドスコーピオンでは192gも必要で、セイバー600に至ってはなんと120gからタイヤバグが発生するのです。ただし、あくまで発生点であり、そもそものセッティングスピードが遅い状態では、ほとんど速さの変化が見られません。逆に遅くなる場合もあるのです。
タイヤバグの速さはセッティングスピードとマシン重量に依存しますので、セッティングが最適でない場合には、もっとマシンを重くする必要があります。さらに最高速度を出すにはタイヤ以外のモーター、ギヤー、ホイール、ローラーなどで最高のパーツを選択し、熟練度も高い状態にすると、ワイドワンウェイホイール+ローハイトショック吸収タイヤの組み合わせよりかはわずかに速くなる程度にはなります。しかし、各コースにはタイム上限が存在していて、たとえばストレートコースの9秒50はタイヤバグでも切ることができません。チートを利用すれば可能ですが。
マシン重量を重くすればするほど速くなるのは間違いありませんが、マシンが重くなりすぎると今度は逆に少しずつ遅くなっていくポイントがあり、それが減速分岐点というわけです。なかには200g以上にならないと減速しないものもあります。
ちなみにストーリー攻略上のスプリング決勝で1位になりたい場合には、180g以上のスピードじゃないとちょっと厳しいです。ラバーリングを装備するとさらに重量を重くすることはできるのですが、ラバーリングを装備するとローラー抵抗値に補正がかかり、コーナーが遅くなってしまいます。減速するならやらないほうがいいですね。
空気抵抗値との関係
上の表は必要重量の大きい順に並べてみましたが、ここで気付いたことがあります。
それは「ボディの空気抵抗値」です。
この順番は空気抵抗値の小さい順と一致しているのです。空気抵抗値の少ないボディほどマシン重量が必要ということが分かりますね。
しかし、攻略本・公式無敵ガイドのデータではシャイニングスコーピオンとゴールドスコーピオンの空気抵抗値は同じだったはずだが・・・。もしかしたらゴールドスコーピオンはトライダガーZMCよりも空力が優れている可能性があります。
とにかくマシンの重量とボディの空気抵抗値は関係性があるということです。肉抜きすれば空気抵抗値は上がりますし。
すべてのレースでタイヤバグは発生する
実はこのタイヤバグ、公式大会・イベントレースかどうかは関係なく、自由参加レースでも発生します。
大会などでしか有効にならないという説が出回っている理由は、「モーター」にあるでしょう。
車検のある公式大会ではモーターの性能がマッハダッシュモーターに変わるという仕様があり、おろらくモーターの性能の違いが出たため、大会のときだけタイヤバグは有効であると誤認識されていったというところでしょうか。
なにはともあれ、タイヤバグを発見した方に感謝感謝。